会員の山行 197号

【2010年08月17日/会津駒ケ岳/木内茂雄調査】

【タイム】
 登山口5:58〜7:00三地蔵〜7:20水場〜7:31山頂が見え隠れ〜8:17展望台(駒の小屋、駒ケ岳が見える)8:26〜8:48駒の小屋9:10〜9:21側道との分岐〜9:27駒ケ岳山頂9:29〜10:06中門岳標識〜10:16中門岳最高点〜10:21中門岳標識10:47〜11:17駒ケ岳下部分岐点〜11:22駒ケ岳山頂への分岐点(右、側道を行く)〜11:28駒の小屋11:57〜12:08展望台〜12:41水場〜12:49三地蔵〜13:21登山口
【記 録】
 前日、田代山から下山して来てから、桧枝岐まで走り駒ヶ岳登山口の下見をしておく。そして、国道端にある温泉に戻り、ユックリとする。それから、桧枝岐村の野球場、テニスコートの脇に車を停め眠る。
 翌朝、国道より少し登山道に入るとトイレが有る。そのまま走り、登山口より少し下の駐車場に車を停める。登山口からまず階段を40段位登って土を踏む様になる。登山道風景は唐松に雑木混じりの樹林帯を進み、やがて、楢の大木混じりの樹林帯となる。そして、楢からブナ林に移行してゆく。最初、急であった登山道も次第に緩やかな登りになり、辺りの風景はオオシラビソにと変わって行く。すると枝越に山頂付近が見え隠れしてくる。
 更にオシラビソが疎らになってくると、右側に休み場が有り、木道の向こう左には“駒の小屋”、右上方には“駒ケ岳“が見える。此処まで500m毎に標識が有り、時間を計ると約15分で次の標識に着く。此の辺りより風景は草原状になり、木道が続いている。
 駒の小屋前に着くと、その前には池が有り、駒ケ岳が映っていて長閑な気分になる。この景色を眺めながら、ひとまず一缶飲み乾す。登山口からここまで見た花々は、オヤマリンドウ、アザミ(アイコマアザミと仮称をつける)ミヤマリンドウ、ミヤマオトギリ、ワタスゲ、ハクサンフウロ、ハクサンボウフウ、ミヤマアキノキリンソウ、花の終わったゴゼンタチバナ、ハリブキ、マイヅルソウ等である。
 一服後、木道に沿って歩いて行き、少し傾斜がきつくなる頃、オオシラビソの林に入り分岐の標識に着く。左は山頂を巻く側道となっているが、右に山頂を目指すと、6分ほどの登りで山頂に着く。
 山頂には北と南にパノラマの案内板が有って、遠くに見える山々が説明されているが、生憎雲で見えない。それにしても、笹とシラビソの木で遠くが見えるのだろうか?直ぐに中門岳に向かおうと向きを変えた時、登山道の間より駒の小屋が望めた。下り始めて直ぐにまた、草原の中を歩いて行くようになる。中門岳まで大きな起伏も無く見渡せる。ハクサンコザクラが有名な所だが花は終わっていて、途中探したが少しだけ葉を見つけるが群生は見つけられなかった。しかし、珍しい花を見た、それはモウセンゴケの白い花で今回の収穫である。
 その他に見た花はニッコウキスゲ、ワタスゲ、イワイチョウ、イワショウブ、キンコウカ、ハクサンボウフウ、エゾシオガマ、ミヤマリンドウ、ハクサンフウロ、ミヤマオトギリソウ、ミヤマキンポウゲ、花の終わったチングルマ、コバイケイソウの群落である。
 中門岳の標識は池塘の有る少し低いところに有り、最高部は10分位緩やかに登った所に有る。此処も平らで池塘が点在していて、木道を一回りして引き返す様になっている。先には道が無い様だ。そして、今来た道を鼻歌混じりに引き返す。此の頃から、時々霧、雲が発生して、青空や遠くが見えない。しかし、既に見た後なので、次回はハクサンコザクラが咲いている時期に来ようと思いながら引き返す。駒の小屋で又ユックリしてから下り出す。
 下りで500m毎の標識間を測定すると約8分で下る。そして、国道に出て、温泉に入って居る時に夕立が来た。一日天候に恵まれたことに感謝!!!!

登山口
途中の標識
途中に三地蔵
水場の標識
山頂が見え隠れする
オヤマリンドウ
アイコマアザミ(仮称)
駒の小屋見える
展望台より駒ケ岳を望む
展望台に有る標識
ミヤマリンドウ
イワイチョウ
駒の小屋が近づく
ハクサンフウロ
駒の小屋前
駒の小屋より山頂を望む
駒の小屋
駒の小屋を振り返る
山頂手前の分岐標識
山頂標識
山頂の南側パノラマ標識
山頂の北側パノラマ標識
山頂より振り返ると駒の小屋が見える
中門岳に向かう
終わりのニッコウキスゲ
ワタスゲ
ワタスゲ
モミジカラマツ
モウセンゴケの花
モウセンゴケ
中門岳標識
中門岳最高点
イワショウブ
エゾシオガマ
ハクサンボウフウ
ミヤマオトギリソウ
ミヤマオトギリソウ
チングルマの種
キンコウカ
コバイケイソウ
コバイケイソウの群落
モンシロチョウ