会員の山行 237号

【2012年04月08日/群馬100名山、岩櫃山:群馬県東吾妻町/木内茂雄調査】

【タイム】
 駐車場8:33〜8:38密岩コースと赤岩コース分岐〜8:43密岩入口〜8:47密岩登山口〜9:10鞍部〜9:17天狗のかけ橋迂回路〜9:27鷹ノ巣遺跡への分岐〜9:29鷹ノ巣遺跡〜9:32分岐に戻る〜9:42山頂への分岐〜9:45岩櫃山山頂10:03〜10:07分岐に戻る〜10:17八合目〜10:23七合目〜10:27六合目〜10:29岩櫃城本丸跡と旧赤岩通りへの分岐〜10:33旧赤岩通りと赤岩通りの分岐〜10:51林道(車道):赤岩通り登山口〜10:59赤岩、密岩通りの分岐〜11:03駐車場
【記 録】
 国道145号線を走り、JR吾妻線郷原駅で右折れして集落に入る。此の頃は独特な岩山の岩櫃山全景がよく見える。標識に従い数分登って行くと右側に畑をつぶした駐車場が有り、其処に車を止める。詰めれば10台くらい停められるだろうか。
 身支度をしてから、5分も歩道を登って行くと、右赤岩通り、左密岩通りの標識に突き当たる。此処に全山の案内図が有り、確認してから左に行く。5分も登ると右に標識が有り民家を右折れする。間もなく舗装は終わり民家も無くなり、畑を過ぎ檜林に入る所が密岩登山口となる。
 登山道は随所に階段が設置されていて、歩き易く整備されている。檜林を過ぎ、雑木林を登って行くと、水仙の様な葉の植物が自生している。後で地元の人からキツネノカミソリで、8月頃が見頃だと教えられた。傾斜はきつくなり、涸れ沢と言うか、谷間の右岸をジグザグに登って行くと、上方に鞍部が見える様になる。
 鞍部に出て振り返り、谷間越に遠くに白い山が見える。木の葉が落ちているので、遠望が効く。木々を見ると紅葉の時期は楽しめるのではないだろうか?
 鞍部からは右に折れて稜線を登るが次第に岩稜を登るようになり、"天狗のかけ橋迂回路"と言う標識の所には鎖と鉄梯子が設置されている。岩稜を登って行くので次第に高度感が増し、見晴らしが良くなる。時には谷川岳らしい白い山が遠くに見える。左の岩山を巻く様にしていくと鞍部に着き、"右沢通り左山頂"の標識に出る。左を見上げると、岩場になっていて鎖が2本垂れ下がり、その上に鉄梯子が有り直ぐ山頂になっている。一寸したスリルを味わいながら3分で登り切る。山頂は狭く鎖で囲われている。360度の景色で白い浅間山を初め、妙義山、上州武尊岳、谷川岳らしい白い山々が見渡せる。そして、下界も見下ろせる。
 景色に充分満足してから、今登って来た鎖に掴まりながら岩壁を降り、分岐を"沢通り"方向へと進む。直ぐに又見晴らしの良いピークに登り此処からの360度も最高である。それからは緩やかに下って行き、八合目の標識から下って行くと、天然記念物になりそうな、大きな樅の木の横を通る。やがて、岩の間の沢を下って行き、七合目、六号目を通過して行くと、"左岩櫃城本丸跡、右旧赤岩通りの標識"に出る。そして、右にコースをとり、4分も緩やかに行くと"左旧赤岩通り、右郷原駅"の標識になる。右の赤岩コースを選ぶと成程赤岩の下りとなる。谷間を下って行くと標識が有るが指示がハッキリしない。右に踏跡が有り、右の岩に微かな赤ペンキの印が見えるが左斜面がきつく危ないので、更に左の涸沢を渡り下って行くと、直ぐに林の中に階段が出て来る。そして。此処にはキツネノカミソリが群生している。その後は道なりに下って行くと細い車道に出る。此処に赤岩通りの標識と武田勝頼云々の歴史の説明書きが有る。
 この後は緩やかに歩き集落に入り、登り出した道に合流する。
 小さい山だが、変化に富んでいて面白い山である!!

岩櫃山
駐車場
赤岩、密岩登山道分岐
岩櫃山案内図
道端の花
密岩登山道入口
密岩登山口
鞍部を見上げる
登山道風景とキツネノカミソリ
登山道風景
鞍部は目の前
鞍部の標識
鞍部で今来た道を見下ろす
鞍部で下界を見下ろす
天狗のかけ橋迂回路
迂回路にある鉄梯子
見晴らしが良くなる
遠くに谷川連峰?
途中の鎖場
浅間山を望む
鷹ノ巣遺跡への分岐
鷹ノ巣遺跡
鷹ノ巣遺跡の穴
途中で岩を潜る
浅間山がよく見える
下界を見下ろす
山頂への分岐
駐車場の1台が見える
山頂への鎖場を見上げる
岩櫃山山頂
向こうのピーク
上州武尊山?
谷川岳?
山頂よりの遠望
浅間山
山頂より下界を見下ろす
山頂より浅間山を引き寄せる
山頂を振り返る右浅間山
八合目の標識
途中大きな樅の木
大きな樅の木
七合目標識
下る途中は岩の合間
途中の岩
六号目の標識
途中の風景
途中の標識
旧赤岩通りの標識
途中の標識
途中にキツネノカミソリの葉
赤岩通り登山口
登山口にある歴史説明
歴史説明の一部の図
帰り道岩櫃山を見上げると山頂の印が見えた
帰途谷川岳を撮る
越後駒ケ岳
中ノ岳?
八海山