会員の山行 245号

【2012年07月28日/草津白根山/木内茂雄調査】

【タイム】
 駐車場10:29〜10:46リフト脇登山口〜11:10爆裂口(コマクサ始まり)〜11:23展望台への分岐〜11:29白根山展望台11:36〜11:49分岐に戻る〜12:08本白根山12:15〜12:57リフトに戻る〜13:21駐車場に戻る13:30湯釜登山口〜13:41湯釜展望台13:44〜13:57駐車場に戻る
【記 録】
 草津白根山に登ったことが無いので、コマクサを観賞しながらやって来た。標高2,000m辺りの平が駐車場になっていて、右に湯釜、左に本白根山、白根山となっている。まず、弓池を眺めながら、舗装道を本白根山へと向かう。20分弱でリフト脇登山口に着く。登山道を登り始めると、ヤナギランが少し咲いていて、その先にはゴゼンタチバナが咲いている。
 登山道はさほど急でなく、木道を歩く事も有り、途中、左より先程のリフト降車口からの道が合流してくる。そして、道は平らになり、やがて、潅木が切れ爆裂口が見渡せる処に飛び出す。辺りはコマクサの花畑で、其処にハクサンシャジンが同居して咲いている。この爆裂口を右周りで少し下り加減に歩いて行く斜面は、一面コマクサで楽しませてくれる。しかし、そこにはタデが侵食して来ている。数年前に岩手山でコマクサの花畑を見たが、かなりのタデに負け始めていた。此のタデを抜く事は出来ないのだろうか?
 それから、左遠くの白根山展望台を眺めながら、小石で滑り易い道を緩やかに下り、そして、少し登って行くと、右:本白根山、左:白根山展望台の標識に着く。道を左に取り、直ぐに登りになり、木の階段を登って行けば展望台山頂になる。標識には日本百名山となっているが、本白根山も有るのにどれが百名山なのかと考える。
 此処で暫く休んでいると、近くの岩場よりカモシカが顔を出して、悠然とこちらをみている。早速600mm相当の望遠で撮るが相変わらず手持ちなので、なかなかピントが合わない。でも、何枚かは撮れた。そして、今来た道を下って行くと、又先ほどのカモシカに出会う。人慣れしているのか逃げようともしない。
 先ほどの分岐に戻り、今度は本白根山に向かう。辺りはコマクサの他にハクサンオミナエシも目立ってくる。一度左カーブしてから。右に曲がり緩やかに登って行くと此の辺りもコマクサ、ハクサンオミナエシ、ハクサンシャジンで楽しめる。山頂は単調で、標識に本白根山となっていなければ見過ごすかもしれない。そして、今来た道を駐車場に引き返す。
 弓池に下りて見ると、池畔の湿地帯にはワタスゲが咲いていて、その周囲を観光客が周遊している。傍の池にはカモが居て、餌を獲りながら、潜ったりして遊んでいる。その先ではカモの親子が居て、子ガモが人懐こくチョコチョコしているので、親鳥が心配そうにしている。
 駐車場に戻り、湯釜を右側から登り周遊しようとしたが、右側に見える道は立ち入り禁止になっている。有毒ガスのせいだろうか?結局、登山客、観光客がゾロゾロ歩いている道を往復する。湯釜の展望台についてみると、その先は行き止まりで、此処からエメラルドグリーン(いくらか乳白色)の水を湛えたお釜とその向こうには木々、草が1本も無い異次元の様な山が見える。それ等を眺めた後、又引き返す。
駐車場と湯釜方面を望む
白根山の標識
弓池と白根山、湯釜を望む
リフト脇の登山口
リフト脇にある案内板
ヤナギランの咲初め
ゴゼンタチバナ
途中標識
コマクサ
ハクサンシャジンも同居
コマクサの出現するところに標識
一面のコマクサ
ハクサンシャジンも多い
白根山展望台と爆裂口を望む
途中の分岐標識
ハクサンオミナエシ(コキンレイカ)
白根山展望台
本根山を望む
カモシカ出現
カモシカ
カモシカアップ
人懐こいカモシカ
階段に乗ったカモシカ
コマクサ、ハクサンシャジン、ハクサノミナエシ揃い踏み
見事なハクサンオミナエシ
白っぽいコマクサ
白根山展望台を振り返る
本白根山標識
本白根山遊歩道標識

つづく ⇒