会員の山行 287号

【2013年07月06日/礼文岳:北海道(利尻山、礼文岳、トムラウシ山、富良野岳、夕張岳)登山紀行/木内茂雄調査】

【タイム】
 礼文岳登山口8:18〜10:07礼文岳が近くに見える〜10:26礼文山頂10:45〜      12:11登山口
【記 録】
 礼文岳だけでは時間が有り過ぎるので、まず、スコトン岬に行ってトドが居る島を眺めてから、ハイキング8時間コースの一部を散歩する。
 海抜20m位の遊歩道で、左右海を見ながら行く平坦な舗装道路である。そして、こんな低いところに、チシマフウロが点々と咲いている。それから、レブンシオガマ、ナデシコ、ハマナス、エゾシシウド、オオダイコンソウ、アサギリソウ、トウゲブキ、チシマアザミ等が咲いている。そして、圧巻なのは、エゾカンゾウが随所に咲いていて楽しませてくれる。
 一時間半くらい散歩してから礼文岳登山口に行くと、もう下山して来ている人達がいる。海岸から一気に10分位登ると、平坦な道になる。この山は遠くから見ても、起伏の少ない山並みで、礼文岳だけ一寸尖っている。礼文島に着いて感じたのは、周りに木が無いので、潮風で木が育たないのかと思っていた。しかし、登山道に入ると結構木々の中を歩く。
 道は単純で、見た花はヒヨドリソウ、ニガナ(或いはタンポポ)レブンシオガマ、エゾカンゾウ、マイヅルソウ、ゴゼンタチバナ、ミゾホオズキ等だが数が少ない。山頂に着いて360度のパノラマを期待したが、久種湖畔と海が見えた程度で、他は上昇気流で見えない。恐らく利尻島、北方領土も見えるのだろう。そして、同じ道を引き返す。
 下山して、まだ時間が有るので、レブンアツモリソウの群生地を見たいと思ったが、もう、終わっているとのことで、高山植物園に行って見る。此処には、まだ、栽培しているレブンアツモリソウが咲いているのと、その他の高山植物を築山にして育てている。
 更に時間が有るので、桃岩林道に行き、レブンウスユキソウの群生地を見学した。霧が出ていて、群生地の急斜面の下には海が見渡せる絶景だとの事そして、稚内港に引き返す。
利尻から礼文に渡るフェリーで乗用車は私の1台
利尻島鴛泊の港
鴛港風景
港風景
利尻島を離れる
フェリーより利尻を望む
カモメが挨拶
香深の出迎え
文島に近付く
久種湖畔キャンプ場
久種湖畔キャンプ場
キャンプ場管理棟
スコトン岬の看板
スコトン岬
チシマフウロ
レブンシオガマ白
レブンシオガマ
トウゲブキ
エゾシシウド
スコトン岬近くにある神社
エゾカンゾウ
エゾカンゾウのお花畑
オオダイコンソウ
ナデシコ
ヤマブキショウマ
カラスも居る
アサギリソウ
海岸の風景
銭屋五兵衛の説明書き

つづく →