会員の山行 290号

【2013年07月11日/夕張岳:北海道(利尻山、礼文岳、トムラウシ山、富良野岳、夕張岳)登山紀行/木内茂雄調査】

【タイム】
 仮登山口ゲート3:18〜4:59冷水コース登山口〜5:17夕張ヒュッテ5:30〜馬の背コース〜6:19一の越6:28〜7:00冷水コース合流〜7:45石原平〜8:06望岳台〜8:41夕張岳が見えた〜8:43前岳湿原入口〜8:49男岩〜9:09ガマ岩〜9:35お花畑標識〜10:18山頂直下の神社〜10:21夕張岳山頂11:00〜11:22釣鐘岩〜11:54ガマ岩〜12:28前岳湿原入口〜12:45石原平〜13:05冷水コース分岐〜14:16冷水コース登山口〜16:02仮登山口ゲート
【記 録】
 昨日、富良野から夕張に向かって走っている途中、野中の一本道に小さな丸木が転がっていると思い近づくと、キタキツネが昼寝をしていた。また、新夕張駅前の道の駅で夕食をして居る時、背中をキタキツネが通っていったのに、長閑さを感じる。
 前日に登山口までと思ってきたが、夕張ヒュッテ手前7km地点でゲートになっていた。道路崩壊で一般車は此処から歩きとなっている。これは大誤算だが折角来たので、明日早起きと決める。 
 良く考えてみると7km+7kmは14kmと当たり前なのだが、結果として4時間プラスになり、1日の行動時間が約13時間であった。これは私の山行歴で最高でなかろうか?何れにしても、年寄りには効いた。
 朝薄暗い中を出発して夕張ヒュッテまで2時間強で着く。ヒュッテは新築中で旧館を使用している様だ。ヒュッテ前から"馬の背コース"を登ると"一の越"まではまず高度を稼ぐ。それから、"石原平"に着くとシラネアオイの咲き残りを見ながら、咲き終わった群生の広さに感心する。この規模は今迄見た事が無い、可能ならば満開の時に来て見たいものだ。それから、此処でギョウジャニンニクを見つけ、此処にも有るんだなあと変に感心する。
 その先、"望岳台"を過ぎ前岳を右に見上げながら、巻いて行くと、やがて、遠くに夕張岳が見えてくる。そして、道はなだらかな高原と言うか湿原を歩く感じである。水気の多い所にはリュウキンカがかなり咲いているのと、シロウマアサツキが群生していて、ムシトリスミレを見かける。その他にも数多く花を撮りながら、花の100名山だなあと感じる事暫し。それから、ユウバリソウを期待して来たが、既に花は終わっていた。又、ユウバリコザクラを見れなかったのが残念!!!!
 登山道は、平坦な登りで山頂を見ながら歩く感じで、山頂手前の神社を過ぎると、一寸、坂を登るが、差程でなく山頂に着く。360度の展望で何も文句は無い。帰りは同じ道を引き返し、馬の背コースとの分岐で冷水コースを下る。こちらは沢が有るので水場確保出来る。そして、冷水コース登山口に下りてから後の、車道7kmは大変であった。

ゲート
途中の標識
冷水コース登山口の案内板
冷水コース登山口標識
夕張ヒュッテ
一の越
冷水コースから合流
カラマツソウ
マイヅルソウ
シラネアオイ
シラネアオイ群生咲き終わり
ウコンウツギ
ギョウジャニンニク
石原平
サンカヨウ
エンレイソウ
ウサギギク
イブキトラノオ?
コケモモ
カンチコウゾリナ?
ウツボグサ
ハクサンボウフウ?
オオレイジンソウ
望岳台
望岳台標識
ミゾホウズキ
ツバメオモト
憩いの沢標識
リュウキンカ?
リュウキンカ群生
シナノキンバイ
夕張岳が見えた
前岳湿原入口
チングルマ
夕張岳を望む
ヒメイチゲ
小さなミズバショウ
ゴゼンタチバナ
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オオタカネバラ
チシマフウロ
ウメバチソウ
男岩
エゾウサギギク
がま岩の説明書き
ガマ岩の標識
ひょうたん池の標識
ミヤマアズマギクとハクサンチドリ
ムシトリスミレ

つづく →