会員の山行 299号

【2013年12月23日/天狗尾根、赤岳(八ヶ岳東面)/吉田岳調査】

 23日 出合小屋にて、4時半起床。ヘッデンを着けて6時10分出発。今日は天気が良さそうで、しかもトレースが付いてある。ルート的にもグレードは低いので楽勝コースと行きたいところである。ただ、今日中に山形まで帰らなければならないので、のんびりとはしていられない。場合により往路下山も考えられた。
 トレースを追い、展望を楽しみながら高度を上げる。8時、上部岩稜帯に出た所で、アイゼンとハーネスを装着した。岩稜帯で1ピッチ、大天狗で1ピッチロープを出した。この辺りで、昨日に取り付きトレースを付けてくれていたパーティーを追い抜き、我々がラッセルをすることとなった。赤岳はまだ遠くに見える。雪稜を抜けた所で、稜線の夏道に合流した。折角の好天気、時間にも余裕がありそうなので、山頂をピストンしてくることにした。とは言え、赤岳はさすがに高い。ヒーヒー言いながらも10時40分、赤岳山頂に到着した。
 Wad君と写真を撮り、abu君とも撮ろうとした所で電池切れ・・。360°の展望を楽しんだ後、下山を開始した。さすがに風が強い、でもそれほど気温は低くなさそうだ。キレットを超え、ツルネを超え、昨日下ったツルネ尾根を下り、予定よりも早く13時半出合小屋に到着した。
朝焼けの天狗尾根と赤岳
権現岳(左)、旭岳(右)
旭岳核心部(中央尾根)
権現岳核心部(中央尾根)
富士山を拝む
上部岩稜帯に入る
AXLのリード
大天狗へ向かう
abu君のリード
AXL余裕のビレー
小天狗は左から巻いた
八ヶ岳北部方面
阿弥陀岳、遠くに北アルプス
赤岳登頂

おわり