会員の山行 318号

【2014年08月02日/蓼科山;長野県立科町/木内茂雄調査】

【タイム】
 女乃神茶屋前:りんどう峠登山口8:13〜8:40岩混じりの登り〜9:08八ヶ岳が見える〜9:28標高二千百二十mの標識〜9:56ガレ場の登り〜10:30蓼科山山頂10:42〜蓼科山ヒュッテ:分岐標識〜11:37標高二千百二十mの標識11:52〜12:34りんどう峠登山口
【記 録】
  若い頃は気にしていなかった山だが、日本100名山なので霧が峰と合わせて登ろうとやって来た。
 朝、3時に出て北陸道、上信越道を通り上田から蓼科山を目指す。白樺湖に着けば登山口は直ぐ判るだろうと思って来たが少しウロウロした。そして、見つけたのは"りんどう峠登山口"であった。その前に有る女乃神茶屋で登山口を尋ねたら、此処ですと言われ暫しキョトンとする。(七合目から将軍平経由で登る予定であった。)
 この茶屋の前のバス停から登山道は始まり、緩やかに樹林帯中を歩く。やがて、この地特有の唐松林に変り、地面は笹に覆われている。そして、傾斜もきつくなり、岩が露出した歩きづらい登りになる。高度も上がり、一時間近く登ると振り返れば遠くに八ヶ岳が見え、手前には白樺湖周辺の下界が見える。
 歩き始めて1時間15分で標高2,120mの標識に着く。此処は少し平で振り返れば先程と同じ景色が眺められる様だが、八ヶ岳の稜線は雲で隠れ始めている。
 この標識が中間地点くらいだろうと少し、休憩してから歩き出す。いつの間にか唐松林はシラビソ林に変わっていた。30分も登ると、急なガレ場の登りとなり、高度を稼いでいるので振り返れば、八ヶ岳辺りがよく見えるのだろうが雲が垂れ込めている。
 やがて、森林限界になり、岩の堆積された歩きづらい道になる。登山道は岩に記された黄色のマークとロープを辿って登って行く。道は山肌を右に巻いて行き、蓼科山ヒュッテが見えると、左上が山頂で登山客が見える。(ヒュッテから右に下ると将軍平方面となっている。)
 山頂は岩だらけの平で、向こうには神社の鳥居と祠、更に向こうには方位盤が見える。此処に立ってみるが霧で期待した360度の景色は見えない。恐らく待っても霧は晴れないだろうと散歩は止め今来た道を引き返す。
 帰り道、登山口まで見た花は、タカネニガナ、シロバナニガナ、イチヤクソウ、ヤマブキショウマ、マイヅルソウの葉であった。
すずらん峠園地駐車場
駐車場風景
蓼科山登山口バス停
登山口風景
登山道風景
途中の標識
唐松と笹
登山道は岩混じり
ヤマブキショウマ?
途中八ヶ岳が見える
標高2,120mの標識
途中、岳樺の林
ガレ場になり急坂
八ヶ岳の稜線は雲
蓼科山山頂
山頂は岩の堆積
頂上付近案内図
山頂は平で岩だらけ
山頂の神社
方位盤が少し見難い
神社より山頂を眺める
蓼科山ヒュッテ
ヒュッテ前に有る標識
下山途中急坂を振り返る
登山口近くに大きな岳樺
登山口前に有る女乃神茶屋
イチヤクソウとマイヅルソウの葉

おわり