会員の山行 第341号

【2015年04月19日/仙人ケ岳:栃木100名山/木内茂雄調査】

【タイム】
 岩切9:17〜猪子トンネル手前登山口9:26〜9:30水場〜9;39深高山と石尊山への分岐(猪口峠)〜10:14稜線〜10:51猪子山〜11:18犬帰り〜11:38宗ノ岳〜12:01松田川ダムへの分岐〜12:02知ノ岳12:34〜12:47熊ノ分岐〜13:07赤雪山への分岐〜13:10仙人ケ岳13:12〜13:15赤雪山への分岐〜13:34熊ノ分岐〜13:49沢水始まり〜14:05生不動〜14:41岩切
【記 録】
 明日、小山市でゴルフコンペが有るので、ついでにこの山を登りに来た。
 足利駅を8時20分頃出て、岩切を目指す。岩切を過ぎ登山口を捜しながら行くと直ぐに猪子トンネルになってしまう。このトンネルを潜り、出口右側に一寸したスペースが有り、誰か車を止めている。此処に深高山、石尊山登山口の標識が有るが、猪子峠を経由している様だ。
 一旦、岩切に戻り、Uターンして道端に車を止める。そして、今度は歩いて猪子トンネルへと緩やかに車道を登る。途中、ヤマブキの花が垂れ下がっている。10分程でトンネルの入口が見える頃。車道の右側にロープが張られた登山口が有る。しかし、此処には登山口の標識が無い。このロープを跨ぎ、山道は目の前で突き当たるので左折れする。1分もしない内に左の藪に古びた"仙人ケ岳"の標識が有り、登山道と確信する。
 歩き出して、4分ほどで小沢を渡るので、此処で水が汲める。檜林の緩やかな登りをノンビリと歩く事15分弱で猪子峠に着く。右に深高山、石尊山、左に仙人ケ岳の分岐になる。左には小さな石の祠が有る。
 此処から山道は緩やかな登りで、途中、ヤマツツジ、トウゴクミツバツツジ、アカヤシオ、バライチゴ、ニシキゴロモ、イカリソウ、チゴユリ、?ちいさなスミレ、ハルリンドウと、花で楽しませてくれる。また、足元には山桜の花弁が落ちているが、遠くにはまだ山桜の花が咲いている。
 なかでも、トウゴクミツバツツジが鮮やかで、時には岩の割れ目に根をおろして咲いている。名付けて"岩割りトウゴクミツバツツジ"とする。(山形県の桜で"石割り桜"が有る)
 稜線に近付くとアカヤシオも目立つが、地元の人の話しでは、1週間前が最高であったと言われた。 
 稜線からの景色は、時々、遠くの山々、下界、そして、アカヤシオの向こう下には前田川ダムが見下ろせる。
 岩が目立つ稜線を行くと"犬帰り"では大きな岩に阻まれ、一旦右下に下り、巻く様にして、稜線に登り返す。全体として危ない所は無い。
 途中、右に前田川ダムへの標識を見て、1分もしないで知ノ岳に着く。此処からは見晴らしが良く前田川ダムを眺めながら昼食にする。
 休憩後、先に進み、15分もしないで熊ノ分岐に着く。左、生不動(生満不動)、右、真っ直ぐ仙人ケ岳へと向かう。大きな起伏も無い稜線をクヌギ、コナラ、などの雑木林を行く。夏になれば木の葉で全く見通しが悪いのではと思われる。赤雪山への分岐を過ぎて3分で仙人ケ岳に着く。此処までに何箇所か、山火事の名残を木の根元に見てきた。
 山頂らしくない平らな広場を見回してから、熊ノ分岐に引き返す。
 熊ノ分岐から岩切に下り始めるが、直ぐに急坂の下りになり、ロープが張られている。これもほんの僅かで、やがて、沢沿いに歩く様になる。
 沢沿いにはキケマン、ニリンソウ、ヤマルリソウ、とテンナンショウの花等が見られる。
登山道は沢筋に付いているので、大雨の時は、水に浸かりそうな場所も有る。今は、左程、難しいところは無い。
 生不動に着き、お神楽に使っていたと思われる舞台を見ると、間もなく抜け落ちそうだ。この辺りの昔は何かを掘り出していた坑道口を何箇所か見かけるが、今は廃道で見る影も無い。恐らく、その頃は人口も多く、お神楽も盛大に行われていたのだろう。
 そして、岩切登山口に着くと、生不動の謂れが書かれた看板が有る。
路肩に止める
道端にヤマブキ
登山口標識
水場
檜林を行く
途中の標識
仙人ケ岳と石尊山分岐
分岐に有る祠
チゴユリ
バライチゴ
イカリソウ
鹿害
山桜は散っている
アカヤシオ
ヤマツツジ
ニシキゴロモ
トウゴクミツバツツジ
トウゴクミツバツツジ満開
トウゴクミツバツツジ
アカヤシオ
?スミレ
稜線の景色
アカヤシオ
アカヤシオの向こうに松田川ダムが見える
松田川ダムを見ながら稜線を行く
岩割トウゴクミツバツツジ
猪子山
トウゴクミツバツツジ
宗ノ岳
タチツボスミレ?
ハルリンドウ
犬帰り
松田川ダムがよく見える
知ノ岳
知ノ岳から見下ろす松田川ダム
知ノ岳山頂風景
熊ノ分岐
熊ノ分岐に有る標識
アカヤシオ
赤雪山への分岐 (2)
仙人ケ岳
仙人ケ岳の説明書き
山火事の跡
仙人ケ岳山頂風景
熊ノ分岐から下り始めロープが張られている
ちいさな滝
ニリンソウ
キケマン
古びた不動尊
生不動の奥の上
生不動の奥
ヤマルリソウ
生不動を振り返る
ヤマルリソウ
坑道跡
ニリンソウ
?スミレ
テンナンショウ
岩切に有る標識
岩切に有る生不動の説明書き
岩切に有るハイキングコース説明図

おわり