会員の山行 第345号

【2015年05月25日/大峰山:八経ケ岳(奈良県天川村)/日本100名山/木内茂雄調査】

【タイム】
 行者還トンネル西口登山口6:41〜7:40奥駈出合〜8:00弁天の森〜8:22聖宝ノ宿8:26〜9:19弥山小屋9:21〜9:49八経ケ岳10:27〜10:49弥山小屋〜10:53弥山山頂(天河弁財天社奥宮)〜11:58弥山小屋11:03〜11:36聖宝ノ宿〜11:58弁天の森〜12:12奥駈出合〜12:46行者還トンネル西口登山口
【記 録】
 前回お粗末にも100名山を登らなかったので、再度天川村に来た。
 食料調達はコンビニで購入するが、大淀町迄に買わないと、後は無い。天川村から行者還トンネル林道に入る。この林道は前回と帰りを足すと都合3回通る事になる。道は狭く対向車が有れば何処かですれ違いしなければならないし、片側岩壁、片側ガードレールで車を擦らない様に神経をすり減らす。何回も来たくない道路である。
 朝早いので対向車は無いだろうと気を抜いていたら、1台に会ったが道路が広いところで助かった。
 行者還トンネル西口の駐車場には人がいて、親切に誘導してくれるなと思っていたら、なんと、1000円の駐車料頂きますという次第。
 天気は上々、直ぐに登山口に向かい登り始める。間もなく右の沢を渡り、尾根に取り付く。傾斜はキツイがジグザグの道なのでユックリと亀の子歩行で歩く。
 10分もしない内にシャクナゲが目立ち始めるが、殆ど花芽が付いていない。漸く二輪の花を見つける。それから、ブナ、ヒメシャラ、シロヤシオの林へと高度を上げる。シロヤシオはまだ早いのかこれまた、二,三輪しか見つからない。でも、かなりの大木の林である。
 木々を楽しみながら登る事一時間で"奥駈出合"に着く。コースタイムでは50分となっていて、体力の衰えを感じるこの頃である。(後から来た若者は25分で来たと言っていた)
此処からは傾斜が緩やかになり、シロヤシオの大木を眺めながら進む。"弁天の森"、"聖宝ノ宿"と比較的平らな森林、潅木帯を歩いてから、少し下り、やがて、弥山の登りになる。この登りは時々、木の階段を登るが段差が低いので歩き易い。振り返ると"大普賢"が見える時も有る。
 弥山小屋前に着くと、真っ直ぐが"弥山"で、左に"八経ケ岳"の標識が有る。弥山方面の鳥居を潜り、一寸登って左を見ると八経ケ岳が良く見える。直ぐに踵を返し、八経ケ岳を目指し緩やかに下る。そして、鞍部から登りにかかると支柱にネットが張られた防護柵の中に入る。注意書きを見ると、天然記念物の"オオヤマレンゲ"の鹿対策と説明されている。
どれがオオyマレンゲかと見回すが判らない。有るのはマイヅルソウの葉とエンレイソウ、サンカヨウの花である。
 登りはきつく無く山頂に着く。相変わらず快晴でほぼ360度の展望である。先日登った大台ケ原が遠くに霞んで見える。また、特徴ある大普賢が良く見える。この景色を眺めながら、冷やして持ってきたビールを飲む。感慨ひとしおのせいか、クラクラする。私にしては珍しく大休憩をしてから、今来た道を引き返し、弥山小屋に戻り、直ぐに弥山に向かう。鳥居を2個潜り、4分ほどで天河弁財天社奥宮に着く。山頂の標識が無いので少し先に行って見るが踏み跡が怪しくなり引き返す。
 弥山小屋に戻り、此処から登山口へと同じ道を引き返す。
 山全体の感想としては、花はまだであったが、大木のシロヤシオの群生、シャクナゲ、リョウブ、ヒメシャラ等、等。そして、紅葉に適している潅木と楽しませてくれる良い山だ。
行者還トンネル西口
トンネル前の駐車場風景
登山口方向を見る
登山口
ブナ
ヤマツツジ
面白い恰好のヒメシャラ
二輪だけのシャクナゲ
シロヤシオ
二,三輪のシロヤシオ
奥駈出合
出合の標識
シロヤシオの林
シロヤシオの大木
登山道脇にはバイケイソウ
弁天の森
弁天の森標識
弥山方面を眺める
土が流されたのか?
聖宝ノ宿標識
標識横に役の行者?
シッカリした標識
これから向う登山道
大普賢を望む
時には木道
カタバミ
オオカメノキ
弥山小屋
小屋前の標識
八経ケ岳を望む
八剣山前鬼と刻まれた石碑
クモマグサ?
オオヤマレンゲの保護対策
網の向こうにマイヅルソウ
サンカヨウ
エンレイソウ
山頂風景
八経ケ岳山頂
遠くに大台ケ原
大普賢を望む
弥山を望む
反対方向の景色
戻り弥山へは鳥居を潜る
二つ目の鳥居
弥山への標識
山頂の奥の院
奥の院
弥山小屋を見下ろす
小さな花
小屋トイレの横にトリカブト
小屋横にて大普賢を臨む
還りに登山道を眺める
カニコウモリ?群生
帰りに登山道を眺める
帰りに出合の風景
シロヤシオの林を下る

おわり