会員の山行 第350号

【2015年07月10日/斜里岳:百名山(100座目)/木内茂雄調査】

【メンバー】
 若林、木内
【タイム】
 登山口6:15〜6:31林道終点〜7:11下二股〜8:49上二股〜9:17馬ノ背9:23〜9:43斜里岳山頂10:17〜10:52上二股〜11:34熊見峠〜12:09下二股〜13:00登山口
【記 録】
 前日、摩周湖近くに泊まり、清里町に向かって走ってきた。遠くに斜里岳が見えて来ると、斜里岳の標識が出てくる。ところが、途中、或る交差点で、右角1m奥に有る標識を見落としてから30分以上ウロウロした。他にも1台ウルウロしていた。斜里岳の麓に清岳荘の建物が見えるのに、なかなか登山口に行けない。漸く標識を見つけ登山口に辿り着く。既に大勢の登山者は順次登ってる。
 登山口から少し林の中を歩き、車両通行止めの林道に降りて、暫く行くと林道が終わり、本格的な登山道に入る。間もなく、一の沢の右岸を歩くが、以後、右、左と沢を何回も行ったり、来たりする。増水の時は徒渉で苦労するのでは?
 下二股手前で地元の人から旧道は残雪が不安定だから、新道を行く様勧められる。(帰宅してからガイドブックを見たら、旧道が変化に富んでいてベテランは面白いと説明されていた。)確かに新道を行っても変化は無かった。一つだけ熊見峠を過ぎると、視界が開け、斜里岳を一望出来るのが良い。旧道を行けばこの景色は見れない。途中見た花はミヤマキンポウゲ、ミヤマダイコンソウ、シナノキンバイ、ハクサンチドリ、エンレイソウであった。
 熊見峠から少し下り、間もなく小さなピークに登る。このピークに熊見峠方面の標識が有るが、此処のほうがユッタリできるので、何か名前が無いのだろうか?此処から、又、緩やかに下って行くと旧道に合流する。此処が上二股で小さい沢になっている。この沢を登って行くと、残雪を渡り、胸突八丁の急な登りとなる。右、左、踏み跡が有るが、何れも慎重に登らないと滑る。そして、馬ノ背に飛び出すと遠くに幌尻岳らしき山が見え展望が良い。また、反対側には、これから、登る斜里岳が近くに見える。
 一服後、最後の登りにとりかかり、急斜面を登って行くとエゾツガザクラ、ウコンウツギ、チングルマ、イワベンケイ、ウサギギク、ヨツバシオガマ、ユキバヒゴダイ?ハクサンイチゲ、オダマキ、ミヤマアズマギク、エゾキスゲが出迎えてくれる。そして、山頂近くになると金属製の祠が有り、此処からはほんの少しで山頂に着く。
 今日も快晴無風で飽きる程、360度の景色に浸る。(100座完登した感慨は無い。)そして、今来た道を引き返す。
斜里岳の全景
清岳荘前斜里岳登山口
登山届記載所
林道終点、山頂まで3,6km
二股下の標識
熊見峠
熊見峠付近から見た斜里岳
エンレイソウ
上二股の標識
残雪を行く
胸突き八丁
胸突き八丁を見下ろすとかなりの高度感
馬ノ背
馬ノ背より遠く幌尻岳?
相棒馬ノ背到着
馬ノ背から最後の登り
エゾツガザクラ
ウコンウツギ
チングルマ
山頂が近付く
イワベンケイ
左ウサギギク、右ヨツバシオガマ
山頂の標識
百名山100座目
ユキバヒゴダイヨツバシオガマ、オレンジ色は何?
山頂近くに金属製祠
ハクサンチドリ
オダマキ
ミヤマアズマギク
エゾキスゲ後方斜里岳
一寸したお花畑で
イソツツジ
斜里岳を振り返る

おわり