登山者情報024号

【1980年08月10日/石転ビ沢/井上邦彦調査】

山は早くも秋の気配が漂い始め、梅花皮小屋のお花畑ではタカネマツムシソウやタカネツリガネニンジン・エゾイブキトラノオ等がそよいでいます。
石転ビ沢草付キ(中ノ島)を登ると、ミヤマキンポウゲ・シナノキンバイ・ハクサンコザクラ・ハクサンフウロ・イワイチョウ・オタカラコウ・ウサギキク等が汗を鎮めてくれます。
石転ビ沢の状況が悪化しています。特に地竹原から石転ビノ出合間は一日一日の変化が激しく、ルート図を参照の上、十分注意をして下さい。
梅花皮沢第二砂防ダム工事のため飯豊山荘以奥は車両通行止めとなっています。不用意に進入した場合は戻れなくなりますので注意して下さい。また石転ビ沢に入る方は第二砂防ダム手前で右側の巻き道を使用することになります。
梅花皮小屋は今年から有料(清掃協力費として1泊1,000円)になっています。管理人が常駐しており無線で定期交信をしています。時間と周波数は下記の通りですので、緊急時以外の電波発信はご遠慮下さい。
07:30、12:00、19:30、27.040MHZ
また梅花皮小屋周辺に幕営されるパーティは、梅花皮小屋〜梅花皮岳間は幕営禁止となりますので、管理人の指示に従い小屋の北側に設営して下さるようお願いします