登山者情報025号

【1980年08月24日/稜線/井上邦彦調査】

梅花皮小屋のお花畑ではハクサントリカブト・ミヤマコゴメグサ・ウメバチソウ・イワインチン・イイデリンドウ・ミヤマアキノキリンソウが盛り、他にタカネマツムシソウ・エゾイブキトラノオ・タカネナデシコ・タカネツリガネニンジン・ハクサンフウロ等が咲いています。石転ビ沢草付キ(中ノ島)にはシナノキンバイが盛りで、他にオタカラコウ・ミヤマダイモンジソウ・イワアカバナ・ハクサンフウロ・ヨツバシオガマ・ウサギキク・イワオウギ等が咲いています。稜線では風も植物ももう秋、気温は15度前後です。訪ずれる登山者もひと頃の賑わいから徐々に落ち着きを取り戻してきました。
石転ビ沢の状況が悪化しています。ルート図を参照の上、十分注意して下さい。自信のない者は梶川尾根に変更して下さい。天幕場や登山道にゴミが目立っています。自分で出したゴミは必ず自分で持ち帰るようにして下さい。
梅花皮沢第二砂防ダム工事のため、飯豊山荘以奥は車両通行止めとなっています。不用意に進入した場合は戻れなくなりますので、注意して下さい。また石転ビ沢に入る方は第二砂防ダム手前で右側の巻き道を使用することになります。
{梅花皮小屋使用上の注意}
これからは管理人が不在になることもあります。その時は無料になりますが、下記の点に留意して使用して下さい。
(1) 土足では入らないこと。
(2) 小屋内外の美化に努めること。
(3) ゴミは自分で持ち帰ること。
(4) 小屋を出る時は備え付けの箒と雑巾で清掃してから出発すること。
(5) 天幕を張る時は、小屋の北側とし、梅花皮岳寄りには一切幕営しないこと。