登山者情報048号

【1982年07月04日/ダイグラ尾根〜石転ビ沢/井上邦彦調査】

稜線は例年より残雪が多くなっています。梅雨期ですので天気図に注意して下さい。
{7月の天気予報・山形地方気象台6月30日発}
平年に比べ暑い日が多いでしょう。しかし、上旬と下旬に局地的な大雨の降る恐れがあります。梅雨明けは平年よりやや早いでしょう。この期間に影響する台風は1個ぐらい見込まれます。上旬の前半は晴れる日が多いでしょう。後半はオホーツク海高気圧が現れて肌寒い曇りや雨の日が目立ち、また前線が活発化して局地的な大雨の降る恐れがあります。気温はやや低め、降水量は平年並みですが局地的に多い所がある。中旬の前半は曇りや雨の日が多いでしょう。後半は全般に晴れの暑い日が多くなる見込みです。気温・降水量とも平年並み。下旬は暑い晴天の日が多いでしょう。しかし下旬半ば頃南下する前線の影響を受け、一時不安定になり、雷雨や局地的な大雨の降る恐れがあります。気温はやや高め、降水量は平年並み。
{大日杉〜飯豊本山、7月4日調査}
地蔵清水は使用可能。目洗清水も融雪使用。御坪〜切合の上部コースは残雪あり、トラバース時滑落注意。下部コースは雪渓が続き黒井堰も埋まっている。雪渓上部が急になっている。左上するようにルートを取る。ピッケル必携。下部コース下降の時は黒井堰手前から夏道に上がる部分を見落とすことのないように注意。夏道に上がる部分に水あり。草履塚南面のコースは雪上。本山の水場はまだ雪に埋もれているので、神社から三角点に向かう鞍部から左へ若干下り融雪水利用。草履塚の雪上も融雪水可。
{ダイグラ尾根〜飯豊本山、7月4日調査}
休場ノ峰下の水場は晴天が続くと涸れることあり、千本峰の先には数箇所コース上に残雪があり残雪の下にルートを取るか上にルートを取るかの判断が難しい。初級者はダイグラ尾根を使用しないで下さい。ピッケル必携。宝珠山直下の水場は埋まっている。宝珠山〜千本峰間に融雪水あり。

【1982年06月29日/梶川尾根〜北股岳/井上邦彦調査】

五郎清水〜梶川峰間に残雪2箇所あり、下降時ルートを失いやすい。速度を落とし確実に下ること。ピッケル欲しい。扇ノ地紙直下にも残雪あり。門内小屋の水場は二重稜線の真ん中、旧門内池の融雪水使用やや汚い。便所使用不可。梅花皮小屋は水場・便所とも可。