登山者情報062号

【1983年07月10〜11日/石転ビ沢/横山幸充・井上邦彦調査】

開花情報(梅花皮小屋付近)
ミヤマキンバイ・ミヤマキンポウゲ・タカネアオヤギソウ・ハクサンフウロ(初)・ヒナウスユキソウ・ムカゴトラノオ・キバナノコマノツメ・オヤマノエンドウ・ハクサンイチゲ(終)・ミヤマダイコンソウ・ヨツバシオガマ(多)・マイヅルソウ・コケモモ(多)・ミヤマカラマツ・コイワカガミ・ウズラバハクサンチドリ・ハクサンチドリ・イワテトウキ・ホソバイワベンケイ(多)・ハクサンボウフウ・シナノキンバイ
(洗濯平へ向かう)
ハクサンコザクラ・イワイチョウ・ミツバオウレン・シラネアオイ。残雪多く天幕は不可。なお与四太郎ノ池は6〜7張、梅花皮小屋は9張可。共に水あり。
(草付キ(中ノ島))
ショウジョウバカマ・シラネアオイ・ミヤマキンポウゲ・シナノキンバイが咲き始めるがまだ早い。

石転ビ沢を目指す方へ
北股沢出合より上は初級者は危険すぎます。梶川尾根などにルートを変更して下さるようお願いします。特に草付キ(中ノ島)から上の斜上部分(昨年も8月3日事故発生)の夏道が出ていませんので、ピッケルを持参しない方(滑落停止やカッティングをマスターしていること)は大変危険です。ピッケルとアイゼンを併用するのが好ましいことですが、簡易アイゼンは爪が短かったり、岩や氷で曲がってしまい、あまり役に立ちません。ピッケル・アイゼン共にない方、簡易アイゼンのみの方は石転ビ沢に入谷しないようにお願いします。特に下りは上りの数倍危険ですので、自信のない方は、絶対に下降しないで下さい。