登山者情報088号

【1987年07月08日/石転ビ沢〜梶川尾根/井上邦彦調査】

石転ビ沢の雪渓は、石転ビノ出合より上方が安定している(約3km)。梶川出合に若干残雪あり、スノーブリッジは本流の左岸は安定しているが崩壊に注意し、通行して下さい。この時期、雨と雪解け水で一気に水量が増え梶川の渡渉が無理な場合もあります。石転ビ沢雪渓での水は取りにくいので登行の際には、石転ビノ出合右岸の水場で準備して下さい。雪渓上での浮石や自然落石多く、十分注意して下さい。石転ビ沢上部の草付キ(中ノ島)は約50mほど顔を出しており、左右の雪渓はまだ安定している。石転ビ沢の斜度は、ホン石転ビ沢出合から徐々に急になり、これより上方での滑落は大事故に繋がる危険性を含んでいます。石転ビ沢はピッケル・アイゼン必携のこと。雪渓の状態は時々刻々と変化します。午前中に通れた所が、午後には通れない場合もあります。

朝日連峰
竜門小屋は改築工事のため、7月下旬〜9月下旬、使用不能です。