登山者情報091号

【1987年08月01〜02日/石転ビ沢/井上邦彦】

石転ビノ出合は雪渓がなくなっていますので、渡渉となります。増水時には進退きわまることがありますので注意ください。雪渓に上がる部分の亀裂が大きくなっています。左岸(上流から見て)から上がらず、一度右岸に渡ってからの方が良いでしょう。全体に落石の数は少なくなってきました。一番傾斜がきつく事故例の多い北股沢出合から上の雪渓は殆どなくなったので、危険度はかなり減少しました。しかしその分、確かなルート選択を要求されますので注意ください。黒滝付近の雪渓が薄くなっています。早めに左岸に上がって下さい。草付キ(中ノ島)の下の雪渓は大変不安定です。近づかないで下さい。草付キの途中にある水場にはよく落石が飛んできますので、注意ください。
梅花皮小屋花便り
ハクサンフウロ・ニッコウキスゲ・イワテトウキ・タカネマツムシソウ・タカネアオヤギソウ・イイデリンドウ・ミヤマアキノキリンソウ・ヤマハハコ・タカネコウゾリナ・ミヤマシシウド・ミヤマキンポウゲ・オタカラコウ・イワギキョウ・トモエシオガマ・オンタデ・タカネナデシコ・イワオウギ・ミヤマホツツジ・クルマユリ等が咲いています。特にタカネマツムシソウやタカネツリガネニンジン・エゾイブキトラノオが目立っています。