登山者情報1004号(投稿)

【2006年05月27日/俎倉山/小林元一調査】】

昭文社の地図「飯豊山」(調査執筆/井上氏)の左下に山名はあるが破線はない。しかし、多くの人に愛されているポピュラーな山です。
加治川ダムへの道がまだ開かず、琴沢橋でゲートが閉まっている。ダムから蒜場山へ、と、思ったのだが、やむなくここから俎倉山へ上がってゆっくりすることに。
7:25琴沢橋出発‥増水しているとちょっと危険な、「琴沢の渡渉」はまったく心配なし。最初の岩場のへつりも鉄の杭が打ち込んであり、トラロープもつけられて歩きやすい。いつものことながら手入れをしてくれた人の労苦が忍ばれる‥8:50お京平、遭難慰霊碑(京子さんと勝栄君)沢水も取れるが、近くに湧水(カツエの水場)もある540m‥この時期で、標高500m辺りでまだ一部雪渓を歩く。途中、イワカガミ・シラネアオイ・アズマシロカネソウ…9:30山頂856.6m‥もう一歩足を伸ばして眺めの良い天狗の庭へ向う。目の前に蒜場山の稜線、その奥に北股を含む飯豊の稜線、西には焼峰・馬の髪、その遠くに新潟東港、と、すばらしい展望である‥天狗の庭から更に少し先へ行った場所で、風をよけて昼食
11:00天狗の庭出発‥11:40「お京平」‥急な岩場のへつりを下って琴沢へ降り、顔を洗って大休止。やや風があったせいか虫はまったくいない。さわやかな緑の風、まことに快適‥13:20駐車場着‥帰途、路上に20頭くらいの猿の集団に遭遇、徐行した。子猿をおんぶしたり抱いたりした猿も数頭いた。新発田市五十公野の「あやめの湯」@¥400で汗を流して帰る。

安全になったへつり道 名残の雪橋
お京平の遭難碑 琴沢の渡渉

JF7HZUより 登山者情報第876号に地図が掲載されています。