【2006年06月10日/徳網山/井上邦彦調査】】
金曜日夕方に徳網集落先の山ノ神で、朝日連峰山開きの神事が行われた。
翌日08:00集合場所であるリフレに着くと、小雨が降っており、リフレの玄関で受付が行われていた。
平岩山のお花畑を目指すAコースは既に6:00頃に出発していた。祝瓶山に登るBコース、徳網山を目指すCコース、ブナ林を散策するDコースに参加する方々が続々と集まってくる。
私はCコースのリーダーを仰せつかっている。サブリーダーとして舟山憲二さん、長井学さんと森林管理署の小林さんも同行してくれるとのこと。点呼を取る頃には雨も上がってきた。
メンバーは若干の入れ替えがあって、総勢15名。一般参加者の中には顔見知りの方もいらした。
車に乗り合わせて登山口に向かう。樋倉橋を渡って右にカーブする部分、カシミールの地図は古く、実際はやや左に寄っている。橋から直進し、右にカーブする所に小さな標柱があり、これを目印に左の未舗装道に入る。さらに途中で右折すると採石場跡に広場があり、此処が駐車場である。
駐車場には数台の車が停まっていた。今日と明日は小国山岳会・山形山岳会の合同ミーティングなのである。記念写真のシャッターを押してもらい、会の皆さんには先行して露払いをしていただくこととした。
駐車場入口の右手に踏み跡があり、これが登山道である。杉林を抜けてひと登りすると段丘になる。私が先頭を勤め、ゆっくりと歩を進める。ギンリョウソウを見て尾根に上がり右に曲がる。
左に小さな池を見て、なだらかに進み、右手からの尾根を合わせる頃からブナが太くなっていく。次第に暑くなってきたのでカッパを脱ぐ。
最後尾の永井さんから無線が入り、1名の方が調子悪く下山するとのこと、リフレまで送り届け、また登ってくるように頼む。
太鼓沢川の分水嶺で休憩を取る。永井さんが追いついてきた。山頂への登りに取りかかると、次第に傾斜がきつくなり松が出てくると眼下に五味沢集落が広がる。残念ながら飯豊連峰は見えない。
痩せ尾根も潅木があるので恐怖心もなく、ぽんと徳網山々頂に飛び出る。山岳会のメンバーが休んでいた。シートを広げ山菜汁を作り乾杯!
風もなく虫もいない。穏やかな山頂での一時を楽しむ。雲がゆっくり切れてきた。祝瓶山々頂も見えてきた。平岩山が見え、大朝日岳頂上も薄っすらと姿を現した。
存分に山頂での一時を堪能し、下山すると軽トラックの荷台に雪水に浸された赤いトマトが準備されていた。
リフレに戻り入浴、大広間で懇親会がなされ、五味沢の方々の手作りの山菜料理が振舞われた。
今回のコース |
![]() |
登山口にて | |
ブナの二次林を登る | ギンリョウソウ |
太い木が混じる | 徳網山が見えた |
一息つける | 黙々 |
先はまだ長い | 再び徳網山が姿を現した |
登山道はふかふか | ブナ林となる |
心配した雨もなく快適に登る | ヤマツツジ |
急登になってきた | 段差が高い |
松尾根となる | 五味沢集落が眼下に広がる |
もう一息 | 山頂だ |
登りきったよ | 徳網山々頂にて |
山頂にいた小国山岳会・山形山岳会の皆さんと | |
乾杯! | |
徳網山々頂の由来を話す憲二さん | 朝日連峰を背景に |
祝瓶山のガスが切れてきた | |
山頂からのパノラマ | |
大朝日岳と平岩山 | |
大朝日岳方面 | 山頂から下山開始 |
山頂付近のみ潅木です | 足場に気をつけて |
木の根を踏んで | ブナ林になる |
落ち葉の道は柔らかです | また急になりました |
一歩一歩気をつけて | 足元を確かめて |
ヤマツツジ | 元気ですよ |
急な下りを終える | ふ〜 |
まだまだ下ります | あれは何だ〜 |
ガクウラジロヨウラク | こんなに急な所を登ってきたっけ? |
やっちゃった! | 最後は杉林を抜ける |
無事登山口に到着 | 冷た〜いトマトが待っていました |
残雪で冷やしたトマトです | 渇いた喉に染み込みます |
リーダーの学さん | |
右手の山が徳網山 | |
山菜祭りの始まりです | ひたすら食べて語って夜が更けます |