登山者情報1019号

【2006年07月01-02日/大日杉〜地蔵岳/齋藤弥輔調査】】

 飯豊連峰の山形県側の山開きは2町(飯豊町、小国町)合同で開催され、今年では飯豊町の大日杉登山小屋で両町関係者や山関係者そして一般登山参加者80名が雨の中式典に参加した。 その後、小屋の中でミーティングと懇親会で盛り上がって(一部のスタッフ?)就寝した(沈没)。翌朝4:00起床相変わらずの雨降りである。
 あれほど昨晩飲んで天気祭りをしたのに一向に効き目がない飲み足りなかったのかもしれない。昨日のミーティングでAコースは雨の為取りやめBコースのみとして班編成も2班と組み替えて行い、天候の状況で何処までいけるかを判断することとしていた。
 1班のコースリーダーはLFDサブリーダーにKZM,VCKと小国山岳会のメンバーが担当することとなった。登山準備完了後、点呼と体調チェックとVCKのストレッチ体操をおこない、5:30雨の中を登り始めた。
 途中のざんげ坂を登ったところで一息つきながら、6:30長之助清水に到着。休憩を取るが一向に降り止まないあめに長く休むと寒くなるので歩き出す。
 時々短い休憩を入れながら登っていき、1.300m付近から風もすこしでてきた。滝切合の分岐を過ぎたあたりにはまだ雪が残っていてマンサクやタムシバなどが咲いていた。地蔵岳直下で始めてのヒメサユリとご対面に参加者が大喜びであった。8:25地蔵岳山頂着、雨と風が止まないので休憩後、ヒメサユリの群落(ヒメサユリ街道)のところまで行って引き返すことにして出発。地蔵清水のあたりは登山道の両側が雪がたくさん残っている。
 さらに下り込み登り返しのあたりから色の濃いシラネアオイが咲いていて、次にヒメサユリの群落が始まった。満開のヒメサユリに参加者皆さんがこの一時に満足をして写真を写したり、匂いをかいだりしていた。
 9:30地蔵岳山頂まで引き返し、下山を開始した10:30長之助清水で休憩をとり、ざんげ坂を慎重に下りてもらい11:20無事大日杉小屋に到着した。その後昨年手造り新設した小屋裏の露天風呂に入らせてもらい、汗を流して帰宅した。雨の中スタッフの皆さんご苦労様でした。
 また、先週AQLが遭遇した五段山コースのオオスズメバチの巣は発見ができずに巣の撤去はできなかったようであるのでこのコース利用者は注意が必要がある。