登山者情報1085号

【2007年06月02-03日/石転ビ沢〜梶川尾根/小林元一調査】

【02日】
 4:55、新潟発。6:35、飯豊山荘・天狗平駐車場着、6:55出発。温身平で石転び沢へ右折、少し入って、7:23、堰堤下、ベンチのある休み場。林道終点。堰堤左岸の階段を上り登山道にはいる。
 7:53、「うまい水」木の枝に標札あり。かなり大きな沢の合流点で一旦河原に降り、黄色いリボンを目印に再度左岸の夏道に上がる。粘土質の滑りやすい急下り、ロープと木の枝で下ると8:43、梶川出合。9:25、800m辺り、見下ろす沢に雪はあるが、恐くて乗る気になれず厳しい岩のへつり道を行く。
 9:35、石転び沢出合。正面の雪の大斜面を登る人が豆粒のように見える。澄んだ青空・雪渓の冷気。アイゼンを着用。傾斜がきつくなってきて、11:00、1230mホン石転び沢出合。
 12:30、中之島で軽く腹ごしらえ。島はガレ石が多く、アイゼンで上がる時、石を落とさぬよう細心の注意が必要。12:48出発。最後の厳しい急登、雪はワリと柔らかく、先行者の踏み跡が有難い。13:00、小屋の頭が見えた!
 13:15、1850m梅花皮小屋到着!管理人・小国山岳会の高橋氏に挨拶、受付@¥1,500×3人、2階の一隅に場所の指定を受ける。13:30頃ザイルで結んだ男女が到着。プロガイドの佐藤賢氏が年配の女性を連れて来たと、後で分かった。ひと休みしてまたおりて行った。小屋周辺に花はなし。14:30乾杯、一番星を見た後、19:30就寝。
 この日同宿は1・2階合わせて13人位。夏の混雑から見ると夢のよう。水洗トイレはまだ使用不可だった。
【03日】
 4:10起床6:20出発。6:50北股岳2024.9m快晴・展望すこぶる良し。7:55門内岳1887mこんな爽やかな朝は飯豊稜線で1年に何回あるだろう?門内のテント場はまだ厚い雪の下。
 8:50、1889m扇の地紙から梶川尾根に入る。 9:20、1692.3m梶川峰。雪渓を歩いてはまた夏道に入る。この日アイゼンは使用せず。「五郎清水」。ここでうっかりミス!夏道から雪渓に上がり、正面に見えた夏道をすんなり下った。少し下ると急峻な雪渓の沢。縁を下るが夏道がない。と、シマッタ!これは「水場」だと気付き慎重に戻る。五郎清水の「標柱」もなく、「水場」の案内板もない(雪で見えない?)。正しい夏道は雪の下。登りで間違うことはないだろうが、下りではこの時期危ない、と、思われる。
 10:45、1145m滝見場。11:20、1021m湯沢峰。710m辺り、突然、ヒメシャガの群落。12:40、登山口帰着。飯豊山荘で入浴・昼食、14:05出発。16:20、新潟着

梶川出合の春 中之島から見下ろす 中之島の脇斜面
小屋が見えた! 梅花皮岳と高橋管理人 豊かな治二清水
北股岳 門内小屋 扇の地紙
飯豊山荘の温泉