登山者情報 第1137号

【2008年03月02日/牟礼山/井上邦彦調査】

 吉田さんが主催している「越後藪山ネットワーク」は道のない藪山を愛する変人(偉人?)の集まりで、筆者も名前を連ねている。その顔合わせが胎内であると連絡があり、万難を排して出席することができた。
 夕方、集合場所の山荘に到着すると、既に会はスタートしていた。全員が集合したところで、各自の自己紹介が行われたが、聞きしに勝るそうそうたるメンバーである。ここでおとなしくしておけば良いものを、酔う前に「お土産」と称して新しい搬送方法を披露した。これが点火剤となって、一気に場が和んだ(そんなことをしなくても勝手に盛り上がるメンバーですが)。 
 ハイジは「越後の低山藪山」を持参しており、いつの間に間筆者の羽田さんからサインを貰っていた。潰れた方から布団のある部屋に倒れていく。人数分の布団はない。当然ながら筆者は一番若い佐藤君と同時に寝袋に就寝となった。
 翌朝、ヤマドリの入った蕎麦を食べて、本日登る山を「牟礼山」と決めた。といっても筆者は地図もなく、何処の山なのか皆目検討もつかない。ただ山道具をザックに詰めて、誰かの車に乗り込んだ。
 胎内スキー場から僅かに奥胎内に向かった所で下車。小沢の右岸でカンジキを履き、杉林を登る。さらっと積もった雪上にはリスやヤマドリ・ウサギ・テンなどの足跡が続き、タムシバ・マンサク・ヤマウルシ・オオバクロモジなどの冬芽を楽しんでいるうちに、周囲にはsimaさん・abeさん・yuzawaさんだけになった。
 なだらかな尾根を越えていくと日本海が見えた。光兎山、祝瓶山、二王子岳、杁差岳、鉾立峰、アゴク峰、二ツ峰と視界に恵まれた。大境山・枯松山は何時もと違う角度なので興味深い。山頂に着くと誰もいない。
 山頂直下の雪庇の下で皆が休んでおり、ストーブが出て楽しい一時となった。佐藤君を誘って雪庇から飛び込んでみる。他にも数人が後に続いた。山頂に戻り皆で記念撮影。穏かな春山気分を満喫する。
 下山は周回コースということで別な尾根を下る。最後尾のメンバーはほぼ登りと同じ。途中で・・・さんのザックから缶ビールが出てきたので、刺身が欲しいというと、・・・さんのザックからシメサバが出てきた。何というメンバーだろう(と言いつつ筆者のザックからの缶ビールが)。

今回のコース(想像です)
ハイジの後ろが今夜の宿舎
余裕のハイジ
これはサルの糞だろうか?木皮の繊維が分かる
雪の少ない雑木林を快適に登る
ラッセルはない
傾斜もさほどではない
裏山のお散歩といった感じかな
SIMAさん、喉が渇きますか?
ちょっぴり登りになる
ABEさんが絡みついている木を見つけた
3人で木の絡みを表現してみました
これは何でしょう?
展望が開ける
光兎山
まもなく山頂だよ
ご機嫌な二人
遠望が効き始めた
途中で遊びすぎ、遅れた4人が山頂に立つ
眼下に先発隊を発見!
おまけのツーショット
正面に日本海が見えています
こちらは飯豊連峰
先発隊に追いついた途端、何故か1升瓶が・・・
まずは1杯
次々と料理が作られる
明日はひな祭りというのに、ひな壇はお内裏様が占領
ここで空中パフォーマンスが始まる
雪庇の上からジャンプして
動けないよ〜
何とか足を抜いて
ピース!
お酒もなくなったところで山頂に戻る
牟礼山々頂で記念撮影
お山の解説
大境山と枯松山
満足の大展望!
杁差岳が純白の姿を見せてくれた
誰だか分かるかな?
そろそろ下りましょう
でも、名残惜しいなあ〜
振り返った山頂
下山途中で、缶ビールが出てきた
何故ここで「シメサバ」が出てくるのか、筆者にも分からない
無事に下山しました