【2008年03月02日/牟礼山/井上邦彦調査】
吉田さんが主催している「越後藪山ネットワーク」は道のない藪山を愛する変人(偉人?)の集まりで、筆者も名前を連ねている。その顔合わせが胎内であると連絡があり、万難を排して出席することができた。
夕方、集合場所の山荘に到着すると、既に会はスタートしていた。全員が集合したところで、各自の自己紹介が行われたが、聞きしに勝るそうそうたるメンバーである。ここでおとなしくしておけば良いものを、酔う前に「お土産」と称して新しい搬送方法を披露した。これが点火剤となって、一気に場が和んだ(そんなことをしなくても勝手に盛り上がるメンバーですが)。
ハイジは「越後の低山藪山」を持参しており、いつの間に間筆者の羽田さんからサインを貰っていた。潰れた方から布団のある部屋に倒れていく。人数分の布団はない。当然ながら筆者は一番若い佐藤君と同時に寝袋に就寝となった。
翌朝、ヤマドリの入った蕎麦を食べて、本日登る山を「牟礼山」と決めた。といっても筆者は地図もなく、何処の山なのか皆目検討もつかない。ただ山道具をザックに詰めて、誰かの車に乗り込んだ。
胎内スキー場から僅かに奥胎内に向かった所で下車。小沢の右岸でカンジキを履き、杉林を登る。さらっと積もった雪上にはリスやヤマドリ・ウサギ・テンなどの足跡が続き、タムシバ・マンサク・ヤマウルシ・オオバクロモジなどの冬芽を楽しんでいるうちに、周囲にはsimaさん・abeさん・yuzawaさんだけになった。
なだらかな尾根を越えていくと日本海が見えた。光兎山、祝瓶山、二王子岳、杁差岳、鉾立峰、アゴク峰、二ツ峰と視界に恵まれた。大境山・枯松山は何時もと違う角度なので興味深い。山頂に着くと誰もいない。
山頂直下の雪庇の下で皆が休んでおり、ストーブが出て楽しい一時となった。佐藤君を誘って雪庇から飛び込んでみる。他にも数人が後に続いた。山頂に戻り皆で記念撮影。穏かな春山気分を満喫する。
下山は周回コースということで別な尾根を下る。最後尾のメンバーはほぼ登りと同じ。途中で・・・さんのザックから缶ビールが出てきたので、刺身が欲しいというと、・・・さんのザックからシメサバが出てきた。何というメンバーだろう(と言いつつ筆者のザックからの缶ビールが)。
今回のコース(想像です) |
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ハイジの後ろが今夜の宿舎 |
余裕のハイジ |
これはサルの糞だろうか?木皮の繊維が分かる |
雪の少ない雑木林を快適に登る |
ラッセルはない |
傾斜もさほどではない |
裏山のお散歩といった感じかな |
SIMAさん、喉が渇きますか? |
ちょっぴり登りになる |
ABEさんが絡みついている木を見つけた |
3人で木の絡みを表現してみました |
これは何でしょう? |
展望が開ける |
光兎山 |
まもなく山頂だよ |
ご機嫌な二人 |
遠望が効き始めた |
途中で遊びすぎ、遅れた4人が山頂に立つ |
眼下に先発隊を発見! |
おまけのツーショット |
正面に日本海が見えています |
こちらは飯豊連峰 |
先発隊に追いついた途端、何故か1升瓶が・・・ |
まずは1杯 |
次々と料理が作られる |
明日はひな祭りというのに、ひな壇はお内裏様が占領 |
ここで空中パフォーマンスが始まる |
雪庇の上からジャンプして |
動けないよ〜 |
何とか足を抜いて |
ピース! |
お酒もなくなったところで山頂に戻る |
牟礼山々頂で記念撮影 |
お山の解説 |
大境山と枯松山 |
満足の大展望! |
杁差岳が純白の姿を見せてくれた |
誰だか分かるかな? |
そろそろ下りましょう |
でも、名残惜しいなあ〜 |
振り返った山頂 |
下山途中で、缶ビールが出てきた |
何故ここで「シメサバ」が出てくるのか、筆者にも分からない |
無事に下山しました |