【2008年8月23-24日/石転ビ沢〜梶川尾根/井上邦彦調査】
登山者が使用する梅花皮小屋の水場は、小屋から徒歩数分の所にある。これは初代梅花皮小屋から変わっていない。水源地は梅花皮岳の中腹にあり導水している。ところが渇水期になると水位が下がるので何かと不便を感じていた。
ある年、小屋の管理をしていた前田治二会員が新しい水源を発見し、手鎌ひとつでそこから従来の水源地にある水槽まで水を引いてきた。これ以来、渇水期の問題は大幅に改善され、現在の小屋が改築されるにあたって水洗トイレの導入が可能になった。このことを踏まえ、梅花皮小屋の水場は「治二(ハルジ)清水」と呼称されることとなったのである。
現在の小屋が完成したのは1999年であるから、10年近い月日が流れている。この間に導水管は補修を重ねてきたが、今回は管を取り換えることにした。
主な材料はあらかじめヘリコプターで空輸をしておいた。作業メンバーは、QVH・金野・ECB・AQL・HZU・OTJである。
AQLは知人を連れて別行動し、梅花皮小屋で合流。OTJは小屋番。残った4名で石転ビ沢を登った。
主な物は空輸していると言っても、やはり材料はそれなりに重い。途中で金野君がスリップして崖下に姿を消したが、平気な顔で戻ってきた。
梶川出合は水量が少なかったので高巻きをせず左岸をへつった。雪渓と夏道を交互に進み、石転ビノ出合上流から雪渓歩きとなった。
黒滝下から踏み跡を辿り、梅花皮小屋に到着。昼食後はさっそく作業に取り掛かった。QVHとOTJが、現場すり合わせで施工方法を打ち合わせる。重いホースを水源地まで引きずり、固定し分岐の金具を取り付けて作業を終えた。
翌朝は雨、OTJを残して梶川尾根を下山した。
| うまい水で休憩 |
| 婆マクレ付近の残雪 |
| 突然konchangの姿が消えた |
| 照れながら崖を上がってきました |
| 地竹沢でいったん雪渓に上がるが、ルート注意 |
| すぐに夏道に戻る |
| 落合(滝沢出合)で雪渓から夏道になる |
| 梶川出合、水量が少ないので左岸をへつった |
| 一度梶川に入るが、崩壊のため左の中州を登り、雪渓上端に上がる |
| へつって来た左岸の様子 |
| 梶川出合する上流の水場付近も嫌らしい |
| ここは残雪を通過したが、何時崩壊するか分からない |
| 赤滝の登山道から見下ろす |
| 石転ビノ出合に到着 |
| ガスが切れてきた |
| 石転ビ沢左岸の踏み跡を進む |
| オオサクラソウに笑顔がこぼれる |
| 雪渓歩きになる |
| 前回に比べ、土石流は出ていない |
| 左岸から入る枝沢は、川原を歩く |
| 石転ビノ出合を見下ろす |
| ECBが先行する |
| 今日のkonchangは体調がいま一つ |
| ホン石転ビ沢 |
| ホン石転ビ沢出合から仰ぐ |
| 左岸の水場で喉を潤す |
| ? |
| 黙々と登るQVH |
| まもなく北股沢出合 |
| 右が北股沢 |
| 水場から黒滝に向かう |
| 黒滝 |
| 左岸から踏み跡をたどる |
| 雪渓の末端、早目に左岸に入る |
| 踏み跡を辿る |
| 黒滝の上、雪渓はなくなっていた |
| 今回は、沢をそのまま遡る |
| 中ノ島(草付キ)に取りつく |
| シナノキンバイのお花畑 |
| 花に包まれて |
| 最高! |
| 左の踏み跡が通常の登山道 |
| 熊が横切った跡 |
| 梅花皮小屋に到着! |
| 昼食の準備に取り掛かる |
| お腹が膨れたところで作業が始まった |
| 北股岳を望む |
| 治二清水の源泉 |
| 小屋建設時に設置した水槽 |
| 取水方法を相談する |
| 力を合わせてホースを伸ばす |
| 石を削って配管する |
| 新しいホース |
| 小屋から資材を運ぶ |
| 修繕を終えて、楽しい夕食 |
| お寿司ができたよ〜 |
| 翌朝、雨の中、便槽を確認する |
| 天狗ノ庭に運ぶ緑化ネット |
| 北股岳山頂 |
| ギルダ原 |
| 門内小屋への近道は閉鎖されていた |
| 門内岳山頂 |
| 門内小屋管理棟は閉鎖されていた |
| 花を眺めながら下る |
| トモエシオガマ |
| ハクサントリカブト |
| タカネツリガネニンジン |
| 扇ノ地紙 |
| 施工場所を下る |
| 施工個所を確認する |
| 土砂がネットの上を覆っていた、やはり上部の作業が必要だ |
| キンコウカやイワショウブを観察する |
| キンコウカ |
| 梶川峰 |
| 三本カンバ |
| 五郎清水 |
| 滝見場で先行したAQLパーティに追いついた |
| 湯沢峰 |
| 無事下山しました |