登山者情報1198号

【2008年10月04日/大樽山/小林元一調査】

 薮化が進み、一部足元が見えにくかったり、迷いやすい場所もあり、注意が必要。しかし、踏み跡はしっかりしている。今回まだ紅葉には早かった。葉を紅葉させながら花をつけたホツツジ、季節外れのイワウチワが一輪。
 5.35新潟・西区発。6.48、360m胎内ヒュッテ駐車場着、籠を持った、きのこ採りの人、狙いは舞茸と言う。7.05登山口出発。7.55、700m、左やや後方眼下に胎内川の流れを見下ろす尾根。薄曇り無風。やがて粘土質の急斜面を木につかまりながら登る。500mを過ぎるともう見事なブナ林。800mを過ぎた辺りの急斜面は、木の根が張り出し道も狭いので木につかまりやすい。8.25、920m展望台。特に二王子岳から〜風倉岳方面の眺めがよい。振り返れば杁差岳の小屋がはっきりと見える。この先少し尾根を歩いた後、岩のごつごつした急下り。足元だけ見ていると途中右へ間違えやすい場所がある。8.45、890m難所を終える。尾根を左に見てトラバース道に入ると山頂は近い。トラバース道から左、尾根に上がる道にロープが下がっている。尾根に出ると、ひと歩きで、9.50、1100.8m山頂着。
 昼食を広げると、この時期としては意外に虫が寄ってくる。周りの薮が元気がよくて、残念ながらすっきりとした大展望というわけにはいかない。やがて風が出て来て天気が心配になり、10.40出発。11.45、もう一度920mの展望台で眺望を楽しむ。750m辺りで雨粒が一つ二つ当たったが、すぐに止む。13.00胎内ヒュッテ駐車場着。
 ヒュッテで入浴¥600、ロビーに、9月28日の扇の地紙の標柱の雪景色の写真が展示してあった。アカショウビンの剥製があり、来春の出会いに夢を馳せて見入る。。
山頂三角点
三角点を取巻く薮
920mから二王子岳展望
920mから杁差岳の小屋