登山者情報121号

【19992年07月28日/石転ビ沢/井上邦彦調査】

梶川出合手前の残雪の上を歩くが、崩壊・滑落に注意すること。梶川は飛び石伝いの渡渉なので増水時通行不能。門内沢・ホン石転ビ沢・北股沢にはまだ雪渓が続いているので、迷い込まないように注意すること。石転ビノ出合は雪渓崩壊の最中。一部夏道を通る。水は右岸(上流から見る)の小沢を利用する。北股沢方面からの落石の可能性が残っている、注意。黒滝から草付きの間の状態が悪い。今後さらに雪渓の崩壊が進む。これからの変化に特に留意。黒滝に穴が開き、上部で滑落するとこの穴に落ちる(死亡例あり)。黒滝から小沢までの間は左岸(上から見て)沿いに登るが、岸に寄り過ぎると薄くなっている所もあるので注意。特に小沢のすぐ下流は薄い。草付きからの人為落石にも注意すること。小沢に入ってすぐに取りつく「夏道B」が使用できるようになった。このルートを使う時は、雪渓からの降り口に注意。雪渓を横断して「夏道A」に取りつく部分は、今後薄くなるので注意!草付き(夏道A)の両側の雪渓は薄く急傾斜で危険、迷い込まないこと。