登山者情報1,216号

【2009年01月17日/猿鼻山/井上邦彦調査】

 毎年恒例となった小国山岳会訓練(新年会前の汗流し)が、昨年途中で断念した猿鼻山で実施されることになった。参加者はAXL・HZU・三島・konnchang、一般参加者は村上yamada・粟・F・tamo・obake・ハイジ・T・K・S、総勢13名である。
 役場に集合し、宿舎のアスネットに移動。ここで送迎担当のODDの車とノンアルコール者の車に分乗し河原角集落に向かう。河原角公民館には「河原角わらび園」の看板が掲げられている。除雪車の排雪が終わるのを待って車を停める。自己紹介の後、準備体操をしていよいよ出発である。
 07:18河原角公民館(312m)発、僅かに戻ってわらび園の林道から入る。後はひたすら高みを目指してラッセル。先頭はストックを横にしてもがく様に登っているが、最後尾は寒いくらいだ。交替を重ねどんどんと高度を稼いで行く。
 08:40雑木林に入ったところで休憩を取る。吹雪いて視界がなくなってきた。念のため赤布をつけ始める。530m峰で「ルートを確認してくださ〜い」と声を掛ける。地図と高度計で現在地を確認し、コンパスで方向を取ると、やはり先頭は間違って進んでいた。
 傾斜がきつくなりブナが出てくる。昨年より灌木が多いようだ。09:50-10:002回目の休憩を取るが、寒いので先頭は早々に登り始める。私はのんびりと後に続く。
 640mでAXLが一人立っている。近づくと「ルートは大丈夫なのかな?」とのこと。私も地図を出してみると、南西に下る所なのにトレースは北西に緩く登っている。皆を呼びに行くAXLを置いて、私が先頭に立ったが、赤布を付けている間に追いつかれた。
 10:26昨年の大休憩場(700m)を通過する。10:37大きな尾根が北北西から合流する場所(750m)は、昨年も雪庇が出ていた所だ。ここは右から巻く様に突破する。
 この上は地図では読みにくいが痩せ尾根が続く。雪庇の発達が不十分なので急な西斜面の藪を分ける。ほどなく広い雪面に出る。ここが昨年の最高到達点(770m)である。ここから大休憩場適地を探しながら登る。
 11:03(810m付近)を大休憩場と決める。ここにAXL・obake・Tの3名が設営隊として残り、アタック隊が山頂を目指すこととなった。
 ブナ林を進んで行くと、北から大きな尾根を合わせる。再び痩せ尾根となり西側急斜面の藪漕ぎ、「そろそろ尾根を歩けるぞ〜」と声を掛け尾根上に出ると、先頭のkonnchangが「雪庇が落ちた」と言う。確かに一部欠損し、亀裂が入っている。その部分だけ右に巻くと、左は広い雪原状になる。右の霧氷に覆われたブナ林沿いに登る。
 12:00-15猿鼻山々頂に到着する。雪庇を確認し記念撮影を行う。アルコールは全て大休憩場においてきたと思ったが、しっかりと確保していた会員がいた。飲み回しで乾杯!
 下山は早い、12:37-14:18大休憩地に戻ると、縦穴の上にブルーシートが架けられていた。早速、各人が持参した料理に取り掛かる。
 鍋はAXLとHZUが準備、しかし打ち合わせなしなので、両者とも鱈汁であった。それでもAXLは味噌味、HZUは醤油味なのが救いであった。ナマコが出てきた、ウインナーが焼かれた。obake自作のパンには小国山岳会のマークが描かれていた。茨城からは生蛸が出てきた・・・数えきれない程の料理に舌鼓を打ち、みんな満足〜。
 わらび園に出ると、やはり雪遊びが始まった。童心に返って雪にまみれる、これも至福のひと時である。
 16:07全員無事に河原角公民館に到着、ODDの迎えを待ってアスネットに移動した。
※ 敬称を省略させていただきました。

今回のコース
先ずは準備体操
最初にわらび園を登ります
ハイジもラッセル
皆の後には道が出来ました
結構なラッセルです
交替しながら登って行きます
雑木林に入りました
ブナ林になります
雪庇が出てきました
快調なペースです
霧氷の林です
山頂が見えてきました
後続隊です
もう少しで山頂だ
ばんざ〜い!猿鼻山々頂に到着
隠し持っていたビールで乾杯!
昼食会場まで下ります
熱々の鍋で身体を温めます
こちらは・・・
こちらも負けずに・・・
obake隊長自家製のパンには「小国山岳会のマーク」が
味噌味の鱈汁
醤油味の鱈汁
なまこ ウインナー
たこ焼き!
焼けたよ〜召し上がれ
心もお腹も満杯で下山開始
雪庇の崩壊
お〜い
一休み
まだ藪が出ていますが、関係ない
Fさんが転倒 粟さんが手を差し伸べる
ハイジも手伝って 何とか起き上がれそうかな
木にしがみ付いて にっこり〜
笑いが止まりません
雪の中のイワウチワ
わらび園まで下ってきました
はい、ポーズ
思い思いに下ります
左は滝の丸山(掛摺山)、右の猿鼻山は雲の中
茂松山をめがけて下る
tamoさんが転んだ obake隊長が駆け寄る
助けてくれると思ったら 見捨ててしまった
雪まみれのtamoさん
愉快な3人組
天候も回復してきた
ここでもポーズ!
雪を蹴立てて
Fさん2度目の転倒
駆けつける粟さん
何故か撮影会〜
猿鼻山々頂が顔をのぞかせました
尻セード大会が始まった
無事に河原角に到着
今回のメンバーです
・・お疲れ様でした・・一部obakeさん撮影の画像を使わせていただきました・・