【2009年03月20日/徳網山/井上邦彦調査】
天気予報をにらんで、故意に遅く出発することとした。10:31樋倉集落に車を止め、民家の裏から雪の上に上がる。何故かしっかりとした道がある。杉林を抜けて斜面に差し掛かると、数えきれない程の足跡が散乱していた。これは先日おこなわれた「雪の学校」に違いない。
尾根に取りつくと僅かに夏道が出ている所もあった。トレースはむしろ歩きにくい。11:01霧雨が止んだのでカッパを脱ぐ。徳網山・白太郎山ともに途中からは雲の中であるが、登るにつれて雲が上がって行くようだ。
11:06集落の共同アンテナを通過する。今年はじめてマンサクが咲いているのを見た。ブナの芽も萌え始めている樹が散見できる。雑木林からブナ林となり、次第に太くなっていく。展望台(仮称)で足跡は無くなる。部分的に尾根が細くなるが問題なく快調に高度を上げていく。11:14−17休憩を取る。見下ろすと沢は雪崩が少なく塞がっていない。
12:04見事なブナ林の中、636m峰を右から巻く。12:06−23鞍部で風を避けて休憩。カンジキを脱ぎハーネスを着けて難所に備える。始めは夏道が露出しており、このままだと楽勝かと思われたが、途中で両側が切れたナイフリッジとなる。ここで支点を取り、ATCで確保してもらい進む。ロープは20mなので、途中の支点は省略し、5ピッチ程度。
13:55徳網山々頂は雪庇が怖いので確保を取ったまま記念撮影する。白い標柱が露出していた。下山もロープを使い、14:53ー15:51ブナ林の中で白太郎山を見ながら大休憩とした。
あとは展望を楽しみながら下山。16:30共同アンテナを通過し、16:49車に到着した。
| 民家の裏山に取りつく | |
| 多数の足跡が散乱する中を登る | |
| 雑木林になる | |
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| 雨が止んだのでカッパを脱ぐ | |
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| 山頂方面は雲に覆われている | |
| 今年はじめてマンサクを見る | |
| ブナの芽が膨らんでいた | |
| ほころび始めたブナ | |
| 所々夏道が出ている | |
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| 山頂方面 | |
| 雪が少ないせいか柴が多い | |
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| 雪は殆ど潜らない | |
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| 主尾根に出ると夏道が露出していた | |
| ようやく山頂が見えた | |
| 登山靴を脱いで坪足で登る | |
| 雪庇に注意して進む | |
| このままなら楽勝かと思っていると | |
| やはり嫌らしいリッジ出てきた | |
| ここでロープを出す | |
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| 何度か交替で確保 | |
| 山頂直下 | |
| 徳網山々頂! | |
| 山頂の標柱が露出していた | |
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| 山頂から見た白太郎山 | |
| 大朝日岳方面は雲が被っている | |
| 後ろは県境の峰 | |
| 山頂からコースを見下ろす | |
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| 下山を開始する | |
| ブナ林まで下る | |
| 安全な所で休憩 | |
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| 向こうは白太郎山とカンデ峰 | |
| 白太郎山 | |
| 見上げればブナが萌えている | |
| 平坦なブナ林 | |
| イタヤカエデの幹 | |
| イタヤカエデを見上げる | |
| 下山 | |
| 徳網山々頂 | |
| 山頂へのルート | |
| 青空も出てきた | |
| 快適に尾根を下る | |
| このあたりでロープを使用した | |
| 朝日連峰が姿を現してきた | |
| タムシバの芽が食べられていた | |
| 振り返る | |
| 春の気配が漂う | |
| マンサク | |
| 西朝日岳に続く県境の峰々 | |
| 見飽きない徳網山 | |
| 展望台(仮称) | |
| 至る所にマンサクが咲いていた | |
| 散乱している足跡は「雪の学校」のものだろう | |
| ブナが細くなる | |
| ブナの若林 | |
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| 下りきるとフキノトウがあった | |