登山者情報126号

【1993年06月12日/石転ビ沢/井上邦彦調査】

地竹原を過ぎた所から雪渓が始まります。滝沢・梶川ともに雪渓はなく沢が出ています。
滝沢出合の前後は雪渓が崩壊中なので、左岸沿いに雪渓も登れますが、左岸の夏道が露出しています。今後は雪渓が通れなくなり夏道となります。梶川出合にも亀裂が入っています。現時点ではポイントを選んで右岸に移りますが、今後は梶川の渡渉になります。梶川を渡渉し左岸ルートをとった場合、梶川上流の大岩のへつりは大きく崩壊しており、夏道となります。右岸ルートは崩壊の上流でポイントを選んで左岸に移ります。赤滝の下流で、雪渓の真ん中に数個の岩が露出している部分は左岸沿いに進み、赤滝のへつりは真ん中の小高い所を通り、へつりが終わった上流で左岸に移り、石転びの出合に出ます。出合から上は落石が出始めています。ルートファインデイグや滑落・落石に十分な注意が必要です。