登山者情報1,260号

【2009年07月16日/稜線・石転ビ沢/梅花皮小屋・御西小屋調査】

 本日も石転ビ沢で滑って泥だらけになり18:00過ぎに登ってきた登山者がいた。梶川出合は高巻きを強いられた。門内沢は雪渓が渡れずに、渡渉して石転ビ沢左岸に入り、そのまま左岸から雪渓の上に出たが、現在急激に変化している最中なので各自でルート選定をしっかりと行って欲しい。中ノ島最上部の斜上はまだ10mほど残っておりピッケル・アイゼンを使って慎重な行動が必要である。
 本日、梅花皮小屋から御手洗ノ池まで行って来たが、亮平ノ池と御手洗ノ池の間には登山道が残雪に覆われており滑落の危険性があるところは3箇所であった。また御西小屋からも御手洗ノ池まで行って来たが、危険箇所は2箇所であった。
 登山道が残雪に覆われている所は草付きを通って高巻くが、視界がなくそのまま横断しようとすると危険である。また草付きの登降で滑るとそのまま重大事故につながる可能性が高い。ピッケルが必要である。またアイゼンの場合は面倒がらずにこまめに着脱することが大切である。