登山者情報128号

【1993年06月27日/石転ビ沢〜丸森尾根/井上邦彦調査】

石転び沢=地竹沢を過ぎた所から雪渓が始まりますが、崩壊によりズタズタになっています。滝沢・梶川共に雪渓はなくなており、図に示すようにほぼ夏道に沿って通行します。
石転ビノ出合から上は、落石が発生していますので、上部に十分注意しコース途中で休息を取らないでください北股沢出合から上は、ガスられた時まだまだルートを失いやすく、露出し始めた草付き(中ノ島)はやっとショジョウバカマが咲き始めた程度です。草付きに上がらない場合は、夏道を確かめ自分の位置を確認してください。中の島の石が大変落ちやすくなっています。自然落石に注意するのはもちろん、人為落石を起こさないよう注意してください。また落石が直撃した場合は、草付きの夏道まで飛んできます。
主稜=梅花皮小屋と地神北峰の間の夏道は、山形県側にある旧道を除いて、全て露出しました。
丸森尾根=地神北峰と丸森峰の間は、一部夏道が露出し始めましたが、大部分は雪に覆われており、大変にコースを失いやすくなっています。特にガスられた時や下降時は道迷いと滑落に十二分な注意が必要です。標高1,030mの水場に、新しく標識を設置しました。水場は分岐から南南西に20mの地点にあります。ご利用ください。