登山者情報1,289号

【2009年10月11日/大境山/井上邦彦調査】

 朝方、雨の音で目が覚めた。予報では後半良くなるとのことなので、ゆっくりと朝食を取りEAGと中田山崎に向かった。酒屋前の路側帯に車を止めて、09:25中田山崎のバス停から沢の左岸を進み、砂防ダムの手前で護岸ブロックの凹凸を足場にして下り、丸太2本の橋を渡る。自信のない方は手前の金属の橋を渡っても良いし、酒店脇を通られせていただくのも一方法だろう。
 改良された水路が未改良になると標柱があり、水路を渡り杉林に入って行く。ほどなく道は湿地を通る、登山靴ではここが嫌らしい。さらに小沢沿いに進む。09:35小沢の水を汲んで尾根に取りつく。始めは急だがすぐに傾斜が落ちる。二次林の快適な山道であったが、今はナラ枯れで悲惨な状況となっている。
 10:02両側を沢に挟まれた尾根で傾斜がきつくなる。10:09-15休憩を取る。さらに登って、10:18左に折れ涸れた沢を渡り、再び直登となる。正面が草地になると道が分かりにくい。やや右手上に登り、ほどなく右に折れる。この辺りで道を失うパーティがいるので留意したい。
 急な斜面を両手を使って尾根に上がる。さらに進むと県境になるがそれとは気付かない。若干下り気味に進んで、突然左に折れる。まっすぐは沢になっているので、ここも留意したい。
 あまり背の高くないブナ林を進み、下り始めると木立の間から大境山(山頂ではない)が見える。11:16-26小沢で休憩をし、不足分の水を汲む。小沢を越えると登りになり、県境に上がる。下山の場合、この部分でまっすぐに行きやすい所があるので留意したい。
 県境から進むにつれて傾斜が増してくる。最後は両手で柴を掴んで身体を持ち上げることになる。この急斜面を登り切ってしまえば、だらだらとした山稜歩きになる。途中の池も神秘的である。背を越すほどの灌木も2年続けて刈り払ったので、かなり歩きやすくなった。前回刈り払った枝は、その後の登山者が殆ど片づけてくれたようだが、残っている枝も今回処理することができた。
 12:22-13:03大境山々頂に到着する。360度の大展望台であるが、あいにくと飯豊連峰の主稜は雲に覆われていた。それでも日本海まで見通すことができた。僅かに風があったので、草原まで戻り13:05-12:42食事タイムとしラーメンを煮た。
 その後は一気に下山したが、EAGの登山靴の底がすり減っているようで、何度か尻もちをついていた。14:36-52コーヒータイムとし、15:12車に戻った。

中田山崎バス停から左岸を進む
砂防ダム手前で,護岸を下り、丸太2本の橋を渡って護岸を登り、標柱から左折して水路伝いに進む
水路の対岸にある標柱から杉林の中に入る
急登に喘ぐ
山が少し色づいて来た
疲れたよ〜
マルバマンサクの黄葉
県境付近
大境山が見えた
水場付近
水場の小沢
さらに登る
再び県境に出ると眼の前に急な登りが・・・
枯松山が見えた
両手で柴を掴んで登る
結構な急登である
枯松山が近づいてくる
倉手山を見下ろす
ようやく急登が終わった
枯松山
途中にある池
前回道刈りした枝がまだ残っていたので、片づける
大境山々頂
残念ながら稜線は雲に覆われていた
小玉川方面
光兎山遠望
山頂から大石ダム方面を見下ろす 新潟東港も見えた
枯松峰方面は結構嫌らしい
山頂から僅か下った草原で休憩
稜線は依然として雲の中
枯松山
穏やかな山稜を下る
ミヤマナラ
倉手山周辺
さあ、いよいよ下りです
両手で柴を握って
何とか降りてきました
ブナ林です
カエデ
タムシバ 来春の準備が進んでいます
キノコ 名前は不明
美味しそうなのですが・・・
名称不明
ここは右に登るのが正解です
ここも左に登りやすい場所です
涸沢を渡って
ムラサキシキブ
林の中でコーヒータイム
得体のしれないキノコ
良く見るとキノコって面白いですね
対岸の樹木が色づいていた
周囲の枯木はナラ枯れによるものです
最後に沢沿いの道を下って終了
おまけ コーナー
シロキクラゲ
ナメコ