登山者情報1,312号

【2010年01月30日/二王子岳/長谷川芳幸調査】

 下界は、雨。単独だったらとても行かない天気?しかし、NさんとHさんが明日のために、道付けに入ると云うので後から付いて行きました。6:30南俣の林道駐車スペースに行くと既に二人は、歩き始めるところでした。先に、ゆっくり行っているねと二人。こちらも小雨の中、準備をする。
 6:45歩き始める。林道の雪は、先週に比べてもの凄く減っている。やや踏み抜くが、林道途中までツボ足で行くが、橋の手前でスノーシューを履く。7:40神社。積雪は、もの凄く減って1m位。相変わらず、雨なので無線機をリックにしまい込む。一合目付近から雨から、雪に変わりガスリ始めた。新雪 (10〜15cm
位)と、さほどないので、二人には追いつけない。
 一本杉からいつもの通り、右の冬の尾根に登りつく。風も出始めてきた。8:50一王子上のコブに着くが、二人の姿はない。まわりは、白一色そして、風の
音だけである。快調に、高度を稼ぐ。四合目でようやく二人に追い付く。
 9:25独標。積雪は、先週とさほど変わらず340〜350cmでした。多少休憩を取り、天気も悪いので登るか一王子小屋に降るかを話す。とりあえず、六合目まで行こうと言うことになり、Hさんと初めてトップを交代して進むがポールを2本行ったところで、ラッセルを交代してもらう。
 9:50六合目下のポールまで来たが、天気も多少悪いので今日はここまでにして、一王子小屋を目指してUターンする。二人の話だとこの上は、吹きだまりを除けばバーンも固まっていそうなので、ルート旗さえしっかり立てていけば、山頂へは行けそうとのこと。
 明日のために、トレースをほぼ忠実に辿って降り一王子小屋手前で、Nさんの後ろから右に曲がれの声にHさんと私が右に曲がると、程なく一王子の杉がガスの中から見えてきました。小屋に入り、昼食をゆっくりと取り珈琲まで頂きました。
 12:00下山開始。小屋から出るのも足の短い私は、やっとのことで出ました。相変わらず、雪が降っている。二人が夏道を降り始めたので、あとを追って降る。二合目の水場付近で、落とし穴があるから気を付けろのNさんの声。確かに有りました。
 神子石辺りで、雪も一時あがり視界も多少良くなる。そして、今日は誰も会わないだろうと思っていたら、一本杉下で単独の方が登ってきました。12:35神社。神社から再び雨の林道歩きでした。

二王子神社
先日の雪で屋根が抜けた
一本杉から神子石方面
四合目
独標パンザ
独標にて
六合目下
六合目下
一王子の杉
一王子小屋
一王子小屋
一王子から夏道を降る
落とし穴
一本杉
神子石付近から下界を望む