登山者情報1,326号

【2010年03月07日/二王子岳/長谷川調査】

 朝、家を出ると雨が降っている。Hさんから、出発前、天気が悪いので行かないというメールが来ていましたが、取りあえず登山口までと思い車を走らせる。
 7時前、南俣の高知山方向の林道駐車スペースには車無し。Uターンをして帰るつもりで、何気なく神社方向の林道に車を向けると除雪されているではないか!除雪は、橋までしてありました。ただ、工事車両が終点に有ったので、林道に車を入れないのが無難かと思います。 (止めるスペース殆ど無し)橋の所に、Sさんの車が止まっている。天気は、雪なので行ける所まで行くつもりで準備をする。
 7:00歩き始める。田んぼの所で、スノーシューを付けてから、Hさんに電話を入れる。やはり、五頭との事。7:45神社。積雪130cm。先週とさほど変わっていない。Sさんに遅れる事30分。
 少し登ると、ガスの中である。やはり、今日は独標かなと内心思いながらゆっくりと登る。一本杉では、五頭は全く見えず。神子石手前からいつもの通り、右の尾根に取り付く。Sさんのトレースが、一王子小屋に向かっていたので、こちらも一王子小屋へ。
 8:55一王子小屋。Sさんの姿なし。トレースは、再び右の尾根に向かっているので、あとを追って右の尾根に戻り、独標を目指す。木々には、霧氷が付いている。4合目の標識は、まだ雪の中であるがもう少しで頭を出しそうである。新雪は、相変わらず数pでスノーシューは、殆ど沈まない。
 9:35独標。310cm位。雲の上に出たようである。下界は、ガスの中であるが上の方は見えている。風も殆ど無く雪も止んだ、一休みしてSさんを追って更に上を目指す。
 油こぼしは、ハッキリと見えました。ただ、ガリガリに凍っており、スノーシューの歯が効かず木につかまりながら登る。油こぼしの上は、多少風もあり沈まないので、Sさんのトレーは消えている。しかし、視界は良好でポールも見えている。その上、遠く朝日も雲の上に浮かんでいる。三王子を過ぎ、琵琶池辺りで突然、目の前に冬毛の兎に出くわすが、カメラを取り出している間にかなり離れてしまった。
 9合目の雨量計まで来て、雲に浮かぶ飯豊が見えて思わずラッキー!ただ、杁差方向はよく見えているが、本山〜大日方向はダメ。
 11:00山頂着。丁度、Sさんが、先週やり残した、一王子小屋の雪下ろしの残りなどをするのでと降り始める所でした。朝日・飯豊のビデオを撮ったりしてから小屋に入る。小屋内気温は、氷点下2度でした。昼食を取り、雲に浮かぶ飯豊の写真を携帯から知り合いに送る。
 11:50小屋の外に出ると、登った時より飯豊がよく見えるようになっている。再び飯豊などを撮り、12:00下山開始。風は殆ど無いが、ガスが上がって来始めている。お花畑を過ぎ、油こぼしの辺りは全くガスで視界がききませんでした。油こぼしは、ガリガリなので慎重に降り、6合目付近は、全く視界がきかないのでトレースを頼りに降る。12:50独標。ガスが多少晴れてきたみたいである。休まず、そのまま一王子小屋へ。
 13:10一王子小屋。Sさんは、雪下ろしを終え一休みして、屋根の壊れた箇所の修理を始める所でした。あまり役にも立たない、手伝いをしてから13:50下山開始。Sさんは、ツボ足。こちらは、スノーシューを付けてである。一合目付近で、マンサクが雪にもめげず咲いていました。Sさんも、だいぶぬかるようになり、スノーシューを付ける。一王子下まで来ると、ツボ足で来た沢山の足跡。14:25神社。

二王子神社 
 
一本杉から一王子方向 
 
登山ルートから一王子小屋 
 
四合目 
 
独標パンザ 
 
油こぼし 
 
琵琶池付近を走る兎 
 
九合目雨量計 
 
 九合目から山頂小屋方向
 
二王子岳山頂三角点
 
山頂から雲に浮かぶ朝日・月山 
 
青春の鐘と遠く朝日 
 
山頂から杁差岳 
 
 青春の鐘と飯豊
 
雲に浮かぶ飯豊連峰
 
 
 
 
蒜場山 
 
 大日岳
 飯豊山
 
 山頂小屋
 
 霧氷と飯豊
 
 雪とマンサク