登山者情報135号

【1993年07月25日/石転ビ沢/井上邦彦調査】

梶川出合直前の雪渓の状況が悪くなっています。注意してください。石転ビノ出合すぐ上流の雪渓が崩壊中です。対岸の岩と岩の間から夏道に上がってください。門内沢・ホン石転ビ沢・北股沢はまだ雪渓が続いています。迷い込むことのないようにしてください。ホン石転ビ沢の下流から落石の危険地帯に入ります。特に北股沢出合から草付きまでの間は落石が最も集中するところです。途中で休むことなく、一気に登ってください。草付きの両側の雪渓に穴が開き始めました。早い時点で草付きに上がり、人為落石を発生させないよう、足元を確かめながら歩いてください。草付き途中の水場にはまだ落石が来ます。休憩しないでください。北股沢出合から上は滑落の危険地帯です。特に草付きから上部の斜登は最も傾斜がきつく滑落事故の発生しやすい地点です。雪渓の端の部分が氷化していますので十分注意してください。草付きではハクサンコザクラ・ミヤマキンポウゲ・ノウゴウイチゴ・シナノキンバイ・オオサクラソウ・コバイケイソウなどが咲いています。