登山者情報1,353号

【2010年06月11日/足ノ松尾根〜杁差岳〜頼母木小屋/長谷川芳幸調査】

 満開のハクサンイチゲを見に11日に先日と同じコースを歩いてきました。6時前ヒュッテ。6:25足の松取り付き。天候は、晴れで無風。そして、先日より気温が高い。御用平を過ぎ急登に掛かると汗が吹き出す。しかし、先日よりブヨなどの虫は香取線香が効いているのか少ない。
 7:05姫子の峰。水分補給をして暑いのでゆっくりと登る。温暖化の影響と言われている「マンサクの葉枯れ」が目立つ、早春を告げるマンサクの花もいずれ見られなくなるかも!?岩場を過ぎヒメシャガの咲いている地点に来ると、終わりかけている。平日と言うこともあり、登山道で人には会っていない。
 7:45滝見場。先日と同じくヒドノ峰手前で残雪の上を歩くが減っている。8:10ヒドノ峰。8:20水場分岐。カタクリ・イワウチワなどが咲いている。少し登ると、ツバメオモトが咲き始めている。カメラを廻し撮る。
 8:45イチジ峰。休憩取り、まわりの眺めを撮る。歩き始めて、西ノ峰手前で下山者男女2名と会う。環境省の腕章を着けておりました。先日、満開だったミネザクラは、終わっている。
 9:25西ノ峰。大石山付近(道標地点でない元々の地点)のハクサンイチゲが白く咲いているのが確認出きる。満開であるが、以前より白い部分が小さくなった気がする。
 9:30大石山分岐。腰を下ろして10分程休憩。頼母木方向から下山者3名が、ハクサンイチゲのお花畑の辺りを歩いているのが確認できた。
 9:40杁差に向けて歩き始める。先日と違い新潟・山形の両方向から雲が出始めている。ミツバオウレン・ハクサンイチゲ・シラネアオイなど満開になっている。ハクサンチドリも間もなく開花しそうである。
 10:15鉾立。全く人には会わない。ガスがあがってきている。杁差からの眺望は、期待できそうにない。藤島玄碑まで来ると、杁差の山頂部にもガスが掛かったりしている。小屋手前でハクサンイチゲと小屋&山頂の写真撮る。
 10:45杁差山頂。長者平は見えているが、他はダメ。10分程休憩を取り、頼母木へ向けて出発。ガスっているが、花を撮りながら歩く。11:30鉾立。
 12:05大石山分岐。一名の方が昼食を取りながら、携帯を掛けている。(ドコモは掛かるが、私のauダメ)お花畑脇で、夫婦連れが休んでいる。満開のイチゲやキンバイを撮りながら、頼母木を目指す。頼母木手前の桜が唯一満開でした。
 12:35頼母木小屋着。管理の目黒さんと情報交換などしながら、やや遅い昼食を取る。目黒さんによると、門内〜頼母木間の雪の消えたところから、ハクサンコザクラが咲き始めているとのこと。それから、昨日荷揚げが終わったので、ビール・ジュース等の販売を始めたとのことです。
 あと、携帯にてメールを何回かトライしてようやく送信できた。しかし、エリア外表示が直ぐに出る。(頼母木の頭付近は、私の携帯もほぼ確実に掛かるのだが)ドコモは、大抵の機種は苦労せずに掛かるようである。二王子にいるQKU局や梅花皮小屋ODD局と無線で繋がる。ここと、同じでガスっているとのことである。
 13:50目黒さんに別れを告げて、下山開始。大石山分岐までに、頼母木泊まりの4・5名とすれ違う。14:30大石山分岐。
 15:05水場分岐。水場の確認に降りてみるが、やはり途中から残雪がある。薮を使い降ると融雪水が流れる地点に降りれた。(本来の沢とやや違う地点)もう少し雪が消えるまで降りないのが無難かも!それと、水が近いのでブヨの攻撃にも遭いました。水場分岐まで、戻る。
 15:25分岐から降り始める。15:45滝見場。16:10姫子の峰。最後の休憩を取る。登る時は、気が付かなかったヒメサユリが眼下の薮の中に咲いていました。
16:45足の松取り付き。

朝の胎内ヒュッテ
足の松取り付き
姫子の峰
マンサクの葉が枯れる
ヒメシャガ
滝見場
英三ノ峰
タムシバ
新緑と二ッ峰
水場分岐付近の残雪
水場分岐付近にてカタクリ&イワウチワ
ツバメオモト
イチジ峰
イチジ峰
イチジ峰からアゴク
イチジ峰から二王子
イチジ峰から赤津・籐十郎方向
イチジ峰から二ッ峰方向
マンサクと二王子
西ノ峰
西ノ峰から大石山ハクサンイチゲ
西ノ峰から杁差
大石山分岐
大石山分岐から大石山イチゲ
イチゲと杁差
イチゲと二王子
ミツバオウレン?満開
ヘビイチゴ?
ハクサンチドリ蕾
藤島玄碑
イチゲと杁差小屋&山頂
杁差山頂から長者平
杁差山頂から本山方向(ガスで見えず)
杁差山頂から小屋とイチゲ&残雪
??の花
白花シラネアオイ
シラネアオイ
キンバイ
キンバイ&イチゲ
イチゲ&イワカガミ
大石山イチゲ
キンバイ&イチゲ
懸命に咲くイチゲ
イチゲと胎内尾根
頼母木手前の桜
えぶり爺やと婆や
イチゲアップ
イチゲと杁差
キンバイと杁差
水場コバイケイソウ
融雪水の流れ
水場の沢残雪タップリ
姫子の峰下のヒメサユリ