登山者情報136号

【1993年07月25日/梅皮花小屋〜御西小屋/井上邦彦調査】

梅皮花岳・御西小屋間は、まだ残雪の上を歩く部分がかなりあります。視界のない時は道迷いに十分注意してください。梅皮花岳・御西小屋間の特に迷いやすい地点には、小さな黄色の標識(木製)を設置してみました。梅皮花小屋・天狗の庭間の道刈りを24日に行ないました。天狗の庭・飯豊山間はまだ根曲り竹が登山道を覆っている箇所があります。御西小屋・本山小屋ともに水場は雪に埋まっています。御西小屋では融雪水利用となるので、小屋の管理人に場所を確認して使ってください。
花情報
御手洗の池周辺は、コバイケイソウ・シラネアオイ・カラマツソウ・ミヤマキンポウゲ等が咲いています。シラネアオイが素敵です。稜線の雪の消えぎわの登山道は、バイカオウレン・イワカガミ・ハクサンコザクラ・ショウジョウバカマ・コバイケイソウ・チングルマ等で覆われています。烏帽子岳〜梅皮花岳は、ヨツバシオガマ(盛)・ヒナウスユキソウ・キバナノコマノツメ・タカネアオヤギソウ・ハクサンシャクナゲ(盛)・マイヅルソウ・コバイケイソウ(盛)・ニッコウキスゲ・ハクサンフウロ・シナノキンバイ・ガクウラジロヨウラク・アカモノ・チングルマ・ハクサンイチゲ(盛)・アオノツガザクラ等が咲いています。梅皮花小屋周辺では、チシマギキョウが盛りです。ハクサンシャクナゲ・ゴゼンタチバナ・ミヤマダイコンソウ・コケモモ・ヨツバシオガマ・キバナノコマノツメ・ヒナウスユキソウ・イワオウギ・ムカゴトラノオ・オヤマノエンドウ・タカネアオヤギソウ等多彩な花々で覆われています。