登山者情報1,380号 作業中

【2010年08月21日/弥平四郎-松平峠-三国小屋-上ノ越/井上邦彦調査】

 昨年の岳人取材時に、三国小屋管理人大関さんにお世話になった。今回はそのお返しとして、ザックに日本酒5升を入れて往復してきた。また、高速道路が割安になっているので、始めて利用してみた。荒川胎内から新潟中央までは無料、磐越で津川下車したが片道700円であった。なお、走行距離は片道170.6kmであった。
 05:45自宅を出発、津川のコンビニで食料を購入し、07:11-35祓川駐車場で軽食を取った。メジロは殆どいなかったが、大きなアブが飛び交っていた。
 車道を僅かに戻って、大きな看板から登山道に入る。橋は若干上流に設置されていた。河岸段丘に登り返すと、見事なブナ林になる。この辺りは地元の方が倒木にナメコの菌打をしているので、疑われるような行動は慎みたい。
 07:49-55祓川山荘を覗いてみる。小屋内の蛇口は威勢の良い水音を立てていたし、屋外の蛇口からも水が出ていた。
 この先は、尾根の山腹を斜上して行く。05:59水源を通過する。ここから小屋までは黒いホースで水を引いているが、露出している箇所があるので、ストックの先に注意したい。06:03小沢を過ぎて、次第にブナ林からヘツリ道になる。08:32登山道に流れる水を飲む。
 08:51-09:05十森は登山道を水量十分な小沢が横切っており、ここで食事を取る。以前ブナの樹にあった菱形標識を見つけることはできない。携帯電話のスイッチを入れると、微かに反応があった。
 09:20松平峠を通過する。枝に下がっている木片は読めない。メール送受信ができた。ここからは尾根道になる。キオン・ミヤマセンキュウ・ヨツバヒヨドリ・リョウブ・ヒトツバヨモギ・ミヤマアキノキリンソウ・オトギリソウがさいている・
 09:55猪鼻は登っていって始めて数本のダケカンバがある場所だ。登山道に直接「清水」と書かれた標識がおかれており、右下の小沢に向かってロープが設置されていたが、藪化していた。
 センジュガンピの白い花を見ると、10:03疣岩分岐の標柱に出た。ここから平坦な道を進み、10:09獅子沼分岐を通過する。10:14-25疣岩山三角点には相変わらず標識がない。ここで食事を取る。視界のない中、下って穏やかに登る。傍らにはウメバチソウ・ノリウツギ・コゴメグサ・ミヤマアキノキリンソウ・ミヤマコウゾリナ・ヤマトウバナ・オヤマリンドウ等が咲いている。
 10:50風化して文字の読めない標柱まで行くと、小屋が見えた。10:56-12:20三国小屋で大関さんと再会する。四方山話は尽きないが、先ずは下ることとした。12:51-13:17疣岩山で食事を取る。13:20-22獅子沼まで往復してくる。道刈りはしっかりとなされていた。
 13:25疣岩分岐から右手の登山道に入る。巻岩山からの降りで、AQLから無線が入る。飯豊山々頂のようだ。しかしこちらのバッテリーが少なくなっており、交換している間に通じなくなってしまった。
 14:08上ノ越から左の八ツ小屋尾根に入る。すぐにオオバコが道に密生しており、この道が昔から使われていることを伺わせた。旧道を復活させたものなのだろう。ブナの根元に横線が入っていた。不思議に思っていたらワイヤーが落ちていた。付近を伐採した時に使用したのだろう。それにしても立派なブナ林が続く。14:45-15:00休憩を取る。足元にドングリが付いたミズナラの葉が数箇所
15:15駐車場

祓川駐車場
登山道入口
橋を渡る
祓川山荘
屋内の水
登山者カード 屋外の水
十森の水場
登山道が水場を横切る
松平峠
峠からは尾根道となる
キオン・ヨツバヒヨドリ
キオン
猪鼻の水場分岐
上から見る
荒れた登山道に回復の兆し
疣岩分岐
獅子沼への分岐
疣岩山の三角点
三国小屋
ムシカリ(オオカメノキ)
ハクサンシャクナゲの葉(裏面)
文字の読めない標柱
ツルリンドウ
コゴメグサ
ゴマナ
コメススキ
アカモノ(イワハゼ)
獅子沼
ヌマハリイ
動物の痕跡?
巻岩山を振り返る
上ノ越
登山道にオオバコが群生
ブナの道
振り返ると、ブナの森が広がる
ノリウツギ
登山道のカビ?
ブナ
ミズナラが食い散らかされていた