登山者情報1,405号

【2010年11月23日/大境山:小国町中田山崎/木内茂雄調査】
【メンバー】
 Iさん、Mさん、Sさん、AQL
【タイム】
 登山口8:45〜9:03ナメコ出現〜10:14尾根に出る〜10:39沢に降りる〜11:23大境山山頂12:56〜途中キニコ採り(約1時間)〜15:35登山口
【記 録】
 “かしましいーず”の3人からこの山に誘われ、やって来た。
 中田山崎のバス停横の登山口より、曇り空を眺めながら歩き始める。天気予報では昼頃晴れなので、それを期待して進む。今年は直ぐ傍まで熊が出没するので、熊スプレーを持参してきた、しかし、何せかの有名な“かしましーず”なので安心してそれをザックにしまい、お話を聞きながら登る。
 途中、一人が“キノコだー!”と声をあげる。見回すと其処かしこの楢枯れの立ち木にナメコが出て居る。取り敢えず1本から採り、後で誰かに採られないか心配しながら先に進む。この辺りから風景はブナ林に変り傾斜がきつくなる。落ち葉で足元は埋まっていて、油断すると隠れている木ノ根を踏み、滑ってバランスを崩す。
 急坂は1時間以上の連続で、漸く尾根に出る。此処からは比較的傾斜が緩くなり、時には、溶けない新雪を踏む。右側より風をうけながら、視界の効かない道は進むと次第に平になる。それから、緩やかに下り沢に降りる。此処から登り返すが、暫くは潅木と笹の中の左程で無い登りとなる。そして、左側が切れて晴れていれば山々が見渡せるのだが、相変わらずの霧で何も見えない。
 其処から10分位の急登に耐えると、緩やかな登りになる。笹の中の雪を踏みながら行くと、やがて、右に小さな沼が有る。此処からも緩やかな起伏の登りで間もなく山頂に着く。霧で何も見えず、目の前に有るはずの杁差岳を脳裏に描く。そして、気温も低く寒いのでテントを張り、中に入ると、途端に快適な居住区となる。かなり、ユックリと食事を楽しんでから、曇りの中を引き返す。
 途中、下界は見える様になってきたが、振り返れば山頂はまだ雲の中である。そして、急傾斜の下りになると、ブナの落ち葉の下が滑り易く、かなりの神経を使う。この急傾斜を下ると、楢枯れ林になり、お待ちかねのナメコ採りが始まる。最初、高いところは杖で落としたが、更に上部に残るので、枯れ木の長い枝で払い落とす。その下ではワイワイと歓声を上げながら、“栗拾い”は聞いたことがあるが“キノコ拾い”は聞いたこと無いね!と大喜びである。更に傘を逆さにして払い落としたのを受けると案外貯まる。なかなかのアイデアである。山の幸に大いに満喫してから下山して、それこそ“山分け”をする。
大境山登山口
ナメコ撮るぞ
尾根に出る
新雪残っている
一旦沢に降りてから登る
大境山登りで霧
山頂にてカメラも曇る
山頂を後にする
相変わらず霧
少し明るくなってきた
大境山を振り返る
枯葉を下る
キノコは何処だ
ヨッシ採るよ
まだまだ
降りるよ
まだ残っているよ
ゲット
頑張って!
笠で受けたよ
こぼれているよ
採れた採れた
まだまだ熱心
いただき!
凱旋
喧嘩をしないで山分け