登山者情報 1,421号

【2011年02月17-18日/山形県山岳遭難救助訓練/井上邦彦調査】 

 今年も蔵王坊平において山形県山岳遭難対策協議会・山形県警察本部主催による山岳遭難救助訓練が実施された。参加者は56名、技術や経験度を基に3班に分けた。講師は井上邦彦・菅野享一・仁科友夫が担当した。

宿泊地から望む朝日連峰
大朝日岳〜小朝日岳 大朝日小屋が見える
A班はビニールテープ救急法を体験
捻挫もOK 次は簡易搬送法
各自が工夫を重ねる
自分で考えることが、A班のテーマです
様々なやり方は、ある物を使うという実践訓練です
午後の訓練に備えてロープワークを確認
B班は結束法 C班は装備品の使用法
昼食後は屋外
最初はアバランチビーコンの使用法です
A班・B班・C班の全員が集合して、基本的な事項を確認しました
続いて各班に分かれて講習です
A班は、背中を押されて転倒し、ピッケルストップ(滑落停止)から始まりました
確保は、グリップビレイ
スノーバーでの支点の取り方も教え合います
よし、来い!
勢いよく落下します
ロープの操作がもたつくと、滑落距離が長くなります
落下役も大変です
次に、腰確保と肩確保
操作のポイントを確認します
そのあとにスタンディングアクスビレイ
両足を開く方法と揃える方法がありました
8環の仮固定
早速、確認して自分のものにします
仮固定を使って、吊り下げの途中から、吊り上げに変更します
滑車を使って引き上げます
少人数で行うことにより、全員が関わることができます
宿舎に戻り、意見交換会
翌日は仙人沢へ
先ずはレスキューハーネスを使って吊り下げ
YBCのカメラマンさんです
だんだん急になります
8環を操作します
今度は吊り上げの準備です
先ほどより複雑な操作になります
岳ちゃんがチェックします
準備が整いました
セルフビレイにぶら下がりながらロープを操作します
沢底から要救助者が上がってきました
最後は脇に引っ張って移動します
2か所で同時に訓練をします
動滑車をできるだけ下げます
要救助者の姿は見えません
こんな感じかな〜
皆で引き上げます
要救助者が見えてきました
この後は、雪崩に埋まった人の捜索と収容を行いました
B班の皆さんと合流しました
A班の皆さん、お疲れさまでした

B班の行動記録⇒