登山者情報 1,424号

【2011年02月27日/三光沢〜二王子岳/長谷川芳幸調査】 

【ルート】
 スキー場手前〜三光沢(川)徒渉〜尾根〜独標〜山頂。
【メンバー】
 Nさん・Hさんなど計6名。
【記録】
 天候悪化などの保険に、車1台を南俣にデポしてからスキー場手前に車を移動して、25,000地形図に破線が伸びている付近に車を止めて偵察に行くが、徒渉は無理そうなので下越の方が2009年に歩いた徒渉点に向かい、7時に歩き始める。
 7:10運良く、三光沢に倒木が有って利用できそう。2名果敢に沢に降りる。一名、水没。ほかの4名は、倒木を利用して対岸に渡る。無事に6名対岸に渡れた。水没一名は、長靴から足を出して靴下を絞る。一休みして、スノーシュー(5名)&カンジキ(1名)を付ける。7:20目の前の尾根に向かい歩き始める。いきなりの急登で有る。尾根を登り切り一息入れてから、積雪が多いので全く藪のないブナの尾根をHさん先頭に登る。立派なブナが結構ある、熊の爪跡も有る。スキー場が左手に見えて音楽も聞こえてくる。締まった雪の上に、新雪が少し有るので急になると滑る。しかし、登りの緩やかなところもあるので、休憩少なめに順調に高度を稼ぐ。788mピークを過ぎ、次のピーク・一王子から見ると、とがって見える物(独標手前ピーク)に9:00に着く。10分程、休憩を取る。眺めも良く、独標のパンザも確認できるし、山頂も白く輝いている。9:10休憩を終えて独標に向けて一旦降り、そして独標に向けて登る。独標よりほんの少し上の通常ルートに出る。独標に向けて戻る。
 9:25独標に着く。積雪350cm。日も射しているが、雲がやや増えている。6合目付近を登る、登山者(スキー単独)を見付けて、みんなで朝、南俣で会ったYさんだと思い、手を振る。多少重い新雪が有るが、Sさん先頭に順調に高度を稼ぐ。六合目上に出ると、油こぼしそして山頂方向が綺麗に見えている。油こぼしも、堅いバーンの上に新雪が有るので滑ってやや登りにくかったが、登り切る。10:20油こぼし上ポール。日差しが有るのでゴアを着ているとさほど寒く感じない。途中からHさんトップに立ち山頂を目指す。お花畑・三王子を過ぎ琵琶池辺りまで来ると、急にガスが濃くなった上、風も強くなり地吹雪気味となる。九合目の雨量計もよく見えなくなる。9合目雨量計からは、山頂方向は全く見えない。風も強く、ガスも濃いので間隔を空けないで山頂小屋を目指す。
 10:55山頂小屋着。先に着いていたのは、Yさんでなく旧豊栄市のOさんだった。挨拶をして、直ぐに昼食タイム。天候の悪化が気になるので、予定していた三光山方向への下山をやめて、往路を引き返す事にする。Oさんが、先に降っていく。後片づけを始めると、Yさんが小屋に入ってくる。Yさんは、天候が悪いので休憩も殆ど取らずに一緒に下山すると言って一緒に降る。下山前に青春の鐘を見に行くと、先週まで有ったモンスターは、すっかり先日の春のような陽気で落ちていた。
 11:25下山開始。9合目付近でスキーヤー2名が登ってくる。お花畑辺りまで降ってくると、先程までのガスがウソのように晴れて風も弱くなる。登山者(スキー)が登ってくる。山頂付近は、あまり天候が良くなかった事を伝える。11:45油こぼし上ポール。思いの外、油こぼしは楽に降れた。6合目付近で、9合目で出会ったスキーヤー2名が降ってきた。山頂付近の天候が悪いので直ぐ降ってきたと言っていた。独標手前から右に曲がって通常ルートから離れる。
 12:50〜13:00標高820m(GPSデータ)付近の風の当たらない所で休憩を取る。トレースが有るので、順調に降るが雪が重くなっており時々足を取られる。また、登りの時は見付けなっかた雪の割れ目も見付けた。14:10三光沢・徒渉ポイント。無事に全員渡り終えて一安心。14:20車に着いた。
今回のコース
徒渉ポイント
尾根を登ると眼下にスキー場
稜線から太陽が顔を出す
右手に一王子の小屋が見えてきた
ブナ林の広い尾根を行く
獣の足跡
五頭が綺麗に見える手前は一王子
独標手前のピークより
独標手前のピークより
独標手前のピークより・油こぼし山頂方向
独標手前のピークより独標方向
独標手前ピークより光兎山(奥)
独標(五合目)
六合目付近を登る
六合目上ポール付近から油こぼし方向
油こぼし
油こぼしを登る
油こぼし上から振り返る
油こぼし上から三王子方向
油こぼし上から蒜場山
三王子付近から山頂方向
天候悪化琵琶池付近から九合目方向
9合目雨量計
青春の鐘
青春の鐘とモンスター残骸
山頂小屋
雪の割れ目
歩いてきた尾根・スキー場駐車場より