登山者情報144号

花情報
【石転ビノ出合〜ホン石転ビ沢出合】ヒメサユリ・ニッコウキスゲ
【梅花皮小屋】ミヤマウスユキソウが盛り、オヤマノエンドウ・シナノキンバイ・キヌガサソウ等が見られる。ミヤマキンバイは終了。
1994年06月21日現在(斎藤弥輔調査)



【梶川尾根〜丸森尾根】湯沢峰を過ぎるとオオイワカガミ・マイヅルソウ・シラネアオイが咲いています。梶川峰と扇ノ地紙の間はチングルマ・ハクサンチドリ・イワイチョウ・ハクサンイチゲ・ヨツバシオガマ・ショウジョウバカマ・バイカオウレン・ミツバオウレンが咲き、ヒメサユリ・ツバメオモトは蕾です。扇ノ地紙と地神北峰の間ではチングルマ・ハクサンイチゲ・ミヤマキンバイ・マイヅルソウ・ゴゼンタチバナ・ツマトリソウ・キバナノコマノツメが咲いています。地神北峰と丸森峰の間にはショウジョウバカマ・ハクサンイチゲ・チングルマが咲き、ハクサンコザクラが咲き始めとなっています。丸森峰の下はツバメオモトが終わり、タカネニガナ・シロバナニガナが咲いています。
1994年06月26日現在(木内茂雄調査)

コース情報
【石転ビ沢】地竹原より雪渓に上がることができる。慰霊碑を通らず手前から雪渓に上がることも可能。門内沢・ホン石転ビ沢・北股沢はまだ雪が豊富なので迷い込まないよう注意すること。ホン石転ビ沢対岸の水場は使用可能。北股岳からの落石が大変に多く、一部は石転ビノ出合の下まで落ちている。中ノ島は50m程度露出している
1994年06月21〜22日現在(斎藤弥輔調査)




【谷地平・小白布沢〜御西小屋】両コースとも種蒔山までの登山道は全て露出している。種蒔山から切合の分岐へ下る登山道が雪で覆われている。切合小屋西側の水場はまだ雪で覆われており、小屋付近で水の取れる所はない。草履塚の登りは雪で覆われている、下山時の道迷いに注意、途中で昼ならば融雪水が取れる。本山小屋の水場は雪に埋まっている。本山小屋手前から東側に巻くように下降した所で僅かに融雪水が取れるが滑落に注意。玄山道分岐・御西岳標識の間で2ケ所ほど登山道が雪に覆われているが、2〜3日で露出するので、草履塚から御西小屋までの全ての登山道が露出することになる。御西小屋の水場は雪に覆われている。桧山沢側に400〜500m下ると融雪水が取れる。コース全体を通して残雪の量は例年より少な目。
1994年06月25〜26日現在(小椋秀晴調査)

【梶川尾根〜丸森尾根】五郎清水は使用できます。標高1,600mの水場は雪に埋もれており、登山道も一部雪に覆われています。下降時には右端を確実に下って下さい。ケルンと扇ノ地紙の間の登山道が雪に覆われていますが傾斜は緩く特に問題はありません。丸森尾根は地神北峰から丸森峰に下る途中、残雪を横断下降しますが、滑落の恐れがありますのでピッケルを持参下さい。
1994年06月26日現在(木内茂雄調査)

イベント情報
【山岳写真展】山形銀行小国支店ロビーにおいて、小国山岳会々員斎藤弥輔氏の写真展が行われます。期間:6月28日〜7月7日、土日を除く10時から3時まで。