【2011年07月10日/大日杉〜御坪/木内茂雄調査】
【タイム】
(御坪までカメラのエラーでデーターが消えていたので概略の記憶)
大日杉小屋6:50〜7:10ザンゲ坂上〜7:30長之助清水〜7:40御田7:50〜8:50滝切合8:40〜9:00地蔵岳〜目洗い清水(約30分休憩)〜11:31御坪〜12:25切り合小屋への登り口(小沢)13:20〜13:46御沢への分岐〜13:55御坪〜14:28目洗い清水14:39〜15:55〜15:50地蔵岳〜16:05滝切り合〜16:41長之助清水16:59〜17:12ザンゲ坂上〜17:40大日杉小屋
【記 録】
今年は雪が多かったのでヒメサユリは丁度良い時期と期待して来た。そして、来週は北アルプス白馬岳のウルップソウを見に行くので、最近流行りの山ガールに圧倒されないよう、私なりの“山オールドボーイ”ファッションを決めてきた。しかし、買って間もないカメラのせいか、最初の半分が撮れて無く、恰好つけたポーズの1枚が無いのには参った。それは帰って来てから判った事・・・・。
歩き始めが少し遅かったので気温も上がっているし、梅雨明けした様な快晴なので、暑く直ぐに汗ばむ。ザンゲ坂手前で若い単独行の女性が追い着いて来て、先に行く。長之助清水で追い越すが御田で追い越される。その他の登りの登山者には一日全く会わない。登山道にはギンリョウソウ以外には何も無い。地蔵岳の登りで数本ヒメサユリが咲いている。道刈りをしていて、数少ないヒメサユリが3本切られている。その他にも切られているのだろう。いつも有るところに何本か見当たらない。
地蔵岳の山頂には、例年の如くミヤマキンポウゲが咲いている。直ぐ傍の木の下に1本ヒメサユリの蕾が有るのに今まで気がつかなかった。休まず御坪に向かって行くと間もなく先刻の女性に会う。携帯電話で花の写真を撮っている様だ。此処から私が先行するが、写真がエラーしているので、記憶を頼りに花を列記する。シラネアオイ、サラサドウダン、ウラジロヨウラク、イワハゼ(アカモノ)、タニウツギ、ニッコウキスゲ、タカネニガナ、シロバナニガナ、ナナカマド、マイヅルソウ、ユキザサ、ゴゼンタチバナ、ハクサンチドリ、モミジカラマツ、カラマツソウそして、ヒメサユリである。目立つのはニッコウキスゲとタニウツギくらいで期待のヒメサユリは10日も遅かった。
目洗い清水の標識の直ぐ先の右に有る見晴らし広場で、先刻の女性と休憩が一緒になる。話をしていると山の経験は浅いらしく、花の名は殆ど知らない様なので勝手に花の先生をかって出て、以後下山まで行動を共にする。
此処から少し先で何故かカメラが復活していて列記すると、ミヤマコウゾリナ、ガマズミ、ヤマハハコ、クチバシシオガマ、シャクナゲ、ツマトリソウ、イワカガ等である。御坪では何時もの如くミヤマオミナエシ(コキンレイカ)、タカネマツムシソウが蕾を出している。
時間もあるのでもう少し足を伸ばし50分位登り、少し下ると残雪に降りる。此処から目の前の残雪を右に渡り、夏道を行くと、向こうに急傾斜の残雪をトラバースする箇所が見える。恐らくアイゼン、ピッケルが必要だろう。その遥か向こうには切り合小屋が見えている。足元にはシヨウジョウバカマが咲いている。傍では下山の3人パーティがユックリと休憩していて、残雪の上部の雪解けの水を指し“ウマイですよ“と言うので登って見る。雪の末端は深く切れ落ちていて滝となっている。直接其処には届かず回り込んで滝の上部で水を汲む。傍らにはハクサンコザクラが点々と群生して咲いている。
残雪を元の登山道に下りユックリしてから、今来た道を引き返す。帰りに気がついた花はミツバオウレンと、地蔵岳直下の左側窪みの残雪に降りて見るとシラネアオイが群生して咲いていてこれからも暫く咲きそうだ。タムシバ、ムラサキヤシオも咲いる。それから後は、暑い中を延々と大日杉小屋へと下った。
道刈りされている登山道 |
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タニウツギ |
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ヒメサユリ |
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サラサドウダン |
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サラサドウダン満開 |
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ガクウラジロヨウラク |
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ハクサンシャクナゲ |
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シロバナニガナ |
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ナナカマド |
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ゴゼンタチバナ |
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ガマズミ |
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御坪の岳樺に溶け込む女性 |
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ハクサンチドリ |
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御坪の標識 |
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ミヤマコウゾリナ |
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ヤマハハコ |
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カラマツソウ |
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ツマトリソウ |
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ショウジョウバカマ |
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ハクサンコザクラ |
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雪解け水 |
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上部に滝 |
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御坪付近でハクサンシャクナゲ |
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ヒメサユリ |
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帰途 遥か向こうに地蔵岳 |
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目洗い清水の残雪 |
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シラネアオイ |
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シラネアオイ群生 |
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地蔵岳が少し近付いてきた トンボが飛んでいる |
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ミツバオウレン |
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ムラサキヤシオ |
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タムシバ |
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ヒメサユリ |
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くたびれた山OB |
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