【2011年09月24-25日/古寺〜大朝日岳:朝日連峰合同保全事業/井上邦彦調査】
作業の結果を確認する「振り返り」が始まりました |
最初は中岳直下の排水路です |
みんな興味深々 |
班長が目的と工法を説明します |
その場の条件によってやり方が変わります |
川端さんの厳しいチェックが入ります |
この角度では大雨の時に水が思惑と反対に流れるのでは? |
角度に論議が集中しました |
このダムの少し上流部に角度をつけた副ダムが理想的です |
草原に流す前に池塘ができそうです |
登山道から流れた水が侵食し、幅を広げていました |
集中した水の出口に工夫をしています |
側面の保護に椰子繊維を使ってみましたが・・・ |
今度は3班長の説明です |
説明に力が入ってます |
登山道の石を使うと、登山道が侵食されます |
こちらから流れてくる水の勢いをコントロールしようと考えました |
この箇所は既に安定しているので、ここの石も動かしません |
最低限の石と椰子繊維を組み合わせました |
ここからは最難関箇所の説明です |
「私も施工で助言したからチェックしにくいな」とつぶやく川端さん |
シミケンさんが説明します |
意外な工法に感心しきりです |
豊富な椰子繊維を利用しました |
今度はECB(バーボン)の出番です |
バーボンは真剣に考えたのです |
風衝に対し土嚢でスイセイを試みました |
この方法は三方境の実験結果を応用したものです |
土壌が脆いので、落差のある滝は作らないようにしています |
川端さんが補足説明を行います |
実に奥が深い |
緑化ネットは水道を意識して張っています |
問題は島のようになっている風食です |
椰子繊維で覆ってしまうと、植物が発芽しないので、間隔を開けてみました |
この方法は始めての試みですが、スイセイと微地形効果を期待したものです |
全ての作業を終えて帰途につきます |
施工箇所を見下ろすと、愛しく感じられました |