登山者情報第149号

148号から続く
烏帽子岳から先は、シニラネニンジン・エゾイブキトラノオ・ハクサンシャクナゲ・イワオウギ・シラネニンジン・チシマギキョウ(盛)・イイデリンドウ・ヒナウスユキサソウ・タカネニガナ・ムカゴトラノオ・コオニユリ・ハクサンフウロ・クルマユリ・ミヤマキンポウゲ・ヨツバシオガマ・マルバシモツケが咲く。
梅花皮岳から北股岳の間には、ハクセンナズナ・ムカゴトラノオ・シラネニンジン・ヨツバシオガマ・ハクサンシャクナゲ・チシマギキョウ(盛)・ミヤマダイコンソウ・タカネニガナ・マルバシモツケ・ニツコウキスゲ・イイデリンドウ・タカネアオヤギソウ・キバナコマノツメ・ハクサンフウロ・ヒナウスユキソウ・エゾイブキトラノオ・ホソバノヨツバムゲラ・クルマユリ・イワオウギ・クルマユリ・ヤマハハコ・ミヤマコウゾリナ・オヤマノエンドウ・シラネニンジン・ヒナウスユキソウ・ムカゴトラノオ・ミヤマクルマバナ・ハクサンボウフウ・ミヤマキンポウゲ・オタカラコウ・モミジカラマツが咲く。
【石転び沢】
地竹原を過ぎて滝沢出合手前で一度雪の上に乗り、す
ぐ右手の登山道を登る。梶川出合手前の残雪がスノー
ブI」ッジ状態となりいつ崩壊するかわからない危険な状態にあるが巻き道はない。なんとかして梶川に出て飛び石伝いに渡渉し、再び雪渓に上がる。赤滝直前から雪渓が始まるが、亀裂や陥浸している部分が多く、通行は大変に神経を使う、石転ビノ出合まで夏道通しに行くことを勧める。
門内沢とホン石転ビ沢はまだ雪が豊富なので迷い込ま
ないこと。ホン石転ビ沢対岸の小沢で水が得られる。北股沢も雪が豊富なので注意する。北股沢出合の清水が露出したばかりである。中ノ島は大部分が露出し、ミヤマキンポウゲ・シナノキンパイ・ノウゴウイチゴ・オオサクラソウ等が咲いている。途中の水場にはまだ落石が直撃するので近付かないこと。中ノ島最上部も落石が来るのでアイゼンの装着は手早くして休憩はしないこと。雪渓の斜上はコース上で最も急であり約40度ある。今年も既に何名かの滑落者が発生している。十二分な注意が必要である。軽アイゼンでは滑落の恐れがある。ピッケルもアイゼンもなしで試みることは無謀である。水の流れる夏道を登りきると梅花皮小屋が見える。さらに雪渓を登って小屋に到着する。
【川入〜飯豊山】
今年は雪が少ない。三国小屋の水場(剣ケ峰)は細くなっている。雪は草履塚下の部分のみだがもう殆ど夏道は出ている。20日より常駐を開始する。
1994年07月20日早朝、小椋秀春(無線連絡)