登山者情報1,509号

【2011年12月10日/徳網山/井上邦彦調査】

 朝日連峰保全協議会幹事会の前にひと汗流すべく、徳網山を計画した。天気予報は良くない。のんびりと自宅を出て今朝除雪された県道を北に進む。樋倉橋を渡り右カーブから左の除雪されていない農道に入り、底をすりながら駐車場に到着した。
 今回のいでたちは、上下の合羽にスパイク長靴である。09:11杉林の中は雪が少ない筈と、カンジキはザックにくくりつけて歩き始めた。ナラ枯れの進んだ雑木林を登り、400mで大きな尾根に合流するとすぐに池の脇を過ぎる。この辺りからブナが出てくる。460m右手から尾根を合わせると広いブナ林に代わる。09:51小峰、晴れていれば飯豊連峰が展望できる場所であるが、今日は眼下に集落が見える程度である。時折青空が姿を見せるが長くは続かない。時折、頭上から雪の塊が落ちてくる。
 10:25、630mスダテ沢分水尾根付近で積雪は30cm、傾斜があると40cm程度である。この先は所々吹き溜まりができているが、カンジキが必要なほどではない。10:33小峰、風が出てきて視界も限られてくる。10:37鞍部から急登になり、長靴のスパイクが威力を発揮する。気温が下がって来た。危惧していた雪庇は全くなく、快調に登って11:09-15、787m徳網山々頂に到着した。
 標柱は大部分が露出していたが、展望は全くないので、早々に下山することとした。途中で休憩を挟みながら、12:46駐車場に戻った頃にはミゾレとなっていた。。

駐車場まで車で入った
出発です
杉林を抜けて雑木林
登山道脇の池
黙々と登る
右からの尾根を合わせる
ブナが多くなる
山頂方面が見えた
尾根を進む
エゾユズリハ
雪を被ったブナ林
カンジキなしで登る
まだ葉をつけていたブナ
分水尾根に出た
この付近は見事なブナが多い
リスの足跡
尾根が痩せてきた
ナナカマド
雪庇はまだ出ていない
徳網山々頂
山頂のナナカマド
下山する
これから降る尾根
県境の尾根
ぐんぐんと標高を下げる
巫女が持つ鈴を連想させる
良いブナ林だ
ブナの幹を覆う雪面を歩くクモ
ブナ
ブナ林
山頂方面を見上げる
青空が出てきた
徳網山々頂
白太郎山
凍りついていたキノコ