登山者情報1,526号
【2012年03月11日/二王子岳/長谷川芳幸調査】
気、雨・雪・曇り・晴れ 単独
朝、起きると雨が降っていたが様子を見に二王子へ向かう。南俣に着く頃には、雪混じりとなった。車が結構駐まっていたので、登る準備をしていると車が2台ほど来る。7:45雪が降る中、歩き始める。林道は、雪が締まっておりツボ足のまま二王子神社まで行く。8:35〜50二王子神社。積雪180cm。雪も小降りになり天気も回復傾向のようである。通常コースの先行者は、一名のようである。休憩を取ってからスノーシューを着けて出発、杉林の中で昨日、独標まで行き一王子小屋で泊まったパーティーと会う。昨日は、ホワイトアウトで山頂を目指すのを断念したそうである。
9:20一本杉。雪は、降り止み曇り空になり五頭も見え始めている。新雪は、さほど多くない。トレースが有るので快調に高度を稼ぐ。一王子小屋へ行くトレースから先行者が戻ってくる。小屋でトレースが終わっていたとの事。その方は一王子上のコブまで登ると戻って行った。10:00〜05一王子上コブ(三合目)。独標方向は、見えている。五頭の雲も大分取れてきている。新雪は、10〜20cm位で吹いた様で所々トレースは消えているが、スノーシューはさほど沈まない。四合目の急登も比較的楽に登り切る。
10:30〜40独標(五合目)。積雪4m。青空も見え始め、山頂も見える様になってきた。休憩を取り、山頂を目指す事にする。新雪は、多少深い箇所も有ったが順調に高度を稼いでいく。風が強くなってきたが、天気は暫く持ちそうである。昨日のトレースは、六合目手前で終わっていた。六合目の斜面を登り切ると油こぼしは見えているが、その先はガスが掛かっている様だ。油こぼしの急登は、締まった雪の上に適当に新雪が有るので苦労せずに登り切る。
11:45油こぼしの上に出ると更に風が強くなってきた。雪が風で舞っている。しかし、視界は思いの外良好で各ポールも確認できる。お花畑付近まで登ると、山頂から降る人影が見えてきた。三王子まで登ると、ルート旗が挿してある。先程、見えた人影は、中尾根を昨日登り中尾根分岐付近で雪洞を掘って泊まり、今日山頂まで行った下越山岳会のパーティーだった。朝は、ホワイトアウトの状態だったそうである。また、戸の閉め方が悪く隙間から雪が入りこんで戸が開かなくなり使えなかった山頂小屋を、30分ほど掛けて掘って入れるようにしてきた事など、情報をいただく。
12:35山頂。飯豊は、大日に雲が掛かっているが綺麗に見えている。天気が悪いつもりで、いつものカメラでなく、防水仕様のデジカメしか持ってこなかったのが少し残念であるが、写真を撮って小屋に入り休憩を取る。小屋の温度計は、氷点下3度であるが暖かく感じる。お湯を沸かして温かい食べ物を食べる。その間、誰も登ってこなかった。休憩を終えて外に出ると更に天気が良くなり、大日の雲もとれている。飯豊の写真を撮り直す。
13:25下山開始。朝の天気が悪かったので、誰も登ってこないと思いながら降っていると、お花畑付近で単独者が登ってきた。あいさつを交わして別れる。天気は、更に良くなり油こぼし付近まで降ると、朝日連峰も見え始めた。14:25独標。一休みして、通常ルートと沢をはさんだ向かいの尾根側(降りだと沢の右側)にトレースが有ったので、降りる事にしてそちらの尾根を降る。
14:45一王子小屋。先日、来たときより小屋付近の雪も減り、小屋に入りやすくなっている様だ。写真を撮り、直ぐに冬ルートに戻り下山。15:10〜20神社。神社には、下越の方達が休憩をしていた。15:55南俣。
林道入口 |
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参拝道入口 |
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二王子神社 |
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雪で壊れた参籠所 |
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一本杉から一王子方向 |
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一王子上コブから独標方向 |
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四合目急登手前 |
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独標パンザ |
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独標から六合目方向 |
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独標から山頂 |
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六合目付近 |
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油こぼし |
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お花畑付近から山頂方向 |
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三王子付近から山頂方向 |
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下越山岳会の方達 |
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九合目雨量計 |
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九合目から山頂方向 |
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九合目から振り返って |
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山頂小屋 |
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青春の鐘と飯豊連峰 |
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山頂から飯豊 |
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山頂から飯豊アップ |
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山頂小屋と下界 |
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三王子付近から蒜場山 |
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三王子付近から高知山方向 |
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三王子ピーク |
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三王子付近から五頭 |
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油こぼしから下界を望む |
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振り返って油こぼし |
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油こぼししたから朝日連峰 |
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独標付近から朝日連峰 |
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一王子小屋 |
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