登山者情報第153号

【石転ビ沢】

梶川出合の雪渓が小さくなったので、合流点を飛び石づたいに渡ることができるようになったが、雪渓の下に近づかないこと・石転ビノ出合までは全て夏道を行く。出合の雪渓はしっかりしているが、前後は薄くなっている.融雪が進行しているので、気をつけること。門内沢はまだ雪渓が続いているので迷い込まないように注意すること。石転ビノ出合のすぐ上の雪渓が薄くなっているので、大きな岩の右岸にある夏道を辿る。石転ビノ出合とホン石転ビ沢出合の中間に雪渓を上下に切る形で亀裂が入った.今のところは何処でも渡れるが今後注意すること.ホン右転ビ沢に入ってすぐの所に大きな亀裂が入った.北股沢出合の清水は利用できる.黒滝と中ノ島の間の雪渓が陥没した(3日には続いていた).まだ両側に雪渓が残っているものの、まっすぐに沢身を登ることができる(Bコース)。左岸から入る小沢との間にある尾根に取り付く(Aコース)。中ノ島上部の斜上は雪渓がなくなった。なお北股沢等からニホンザルの群れなどによる落石が発生しているので注意すること.また梅花皮小屋から御西岳方面に向かう時,誤って水場にいく人がいるので注意すること。
1994年08月03・05日現在(伊藤仁・藤田栄一調査)