登山者情報1,540号

【2012年05月13日/二王子岳/長谷川芳幸調査】
 天気、曇り・ガス 単独 休憩タイムを含む。
 6時半頃、神社に着くと既に7・8台の車が駐まっており準備をされている方もいた。6:40準備を終えて八重桜が見頃の、二王子神社を歩き始める。登山道には、残雪は無いが杉林の中には多少あった。また、登山道脇の沢は雪解けと昨日の雨のせいか、増水していた。杉林を抜けると、ブナなどの新緑が綺麗だった。また、椿の花も丁度見頃だった。一本杉から一王子方向は、すっかり新緑となっていた。時々、残雪の上を歩き始める。二合目の水場は、水量を増していた。一名、雪が多いので独標でやめたと降って行った。数名の方を抜く。
 7:30一王子(三合目)。残雪が多くなり、ほぼ雪の上を歩き始める。四合目急登手前から見ると、沢の中が歩き易そうだったが、夏道沿いを行く事にする。残雪と新緑が素晴らしい。四合目看板手前の登山道が一部崩れており、その脇を登る。7:55四合目。ルートの大半は、雪の上である。
 8:05独標(五合目)。ガスで見通しが利かない上、先日来の寒波でうっすらと積もった雪があるが、その下に先日のトレースが所々見えているので慣れた人は、比較的楽に歩けそう。しかし、慣れない人だと迷う危険がありそうだ。写真やビデオを撮りながらゆっくり歩いていたら、六合目付近で先程、抜いた方に抜き返されて2番手になる。気温が上がってきているようで、木々に付いた霧氷が音を立てて落ちている。
 9:00油こぼし(七合目)。ガスで視界不良。看板のまわりの霧氷はまだ残っている。木々に付いた氷のトンネルを歩いている感じである。お花畑付近は、冬ルートを歩く。三王子付近から再び、夏道に戻る。あとは、山頂まで、ほぼ夏道で歩く。ポールの立つ冬ルートの尾根は、既に藪が出でいた。
 9:35二王子山頂。ガスで全く眺望無し。ただ、ガスが晴れてくるか日差しの暖かさを感じる。小屋に入り、一休み。9:55下山開始。九合目付近で、ショウジョウバカマが雪の中でも咲いていた。また、沢山の登ってくる人とすれ違う。その数、50人以上だった。
 10:20〜40油こぼし下で、ガスで登るのをやめて昼食を取り始めた知り合いに出会い、ナメコ汁などを頂きしばらく話してから降る。天気は、降るにしたがい良くなり下界も見え始める。写真を撮りながらゆっくり降る。独標からは、沢の中を降る。
 一王子(三合目)では、水場の様子を見に行く。いつもの年だと、既に水芭蕉は終わりかけているのだが、今年は半月以上遅れているようで、ようやく雪がとけて水芭蕉が黄色く顔を出し始めた所だった。それから、登るときに光線不足で撮れなかったスミレやツツジを撮って降る。
 12:20神社。沢山の車が駐まっていた。
二王子神社
雪解けで沢は増水
椿の花
一本杉から一王子方向
神子石
二合目水場
ブナの新緑(一王子手前)
一王子小屋(三合目)
残雪と新緑
四合目手前夏道が崩れている
四合目
イワウチワ
独標(五合目)
六合目付近
寒波で新緑が氷漬け
油こぼしを登る
七合目看板
三王子
氷漬けのマンサク
九合目雨量計
奥の院(九合目)
山頂小屋
青春の鐘
ショウジョウバカマ(九合目付近)
新緑と残雪(下山時・六合目付近)
沢を降る(五合目〜四合目付近)
四合目付近から
降ってきた沢
一王子小屋水場(三合目)
一王子小屋水場・水芭蕉
一王子
スミレ(三合目付近)
ツツジ

おわり