登山者情報1,543号
【2012年05月20日/俎倉山〜岩岳〜蒜場山/長谷川芳幸調査】
6時半前に、滝谷森林公園入口の少し先の車道冬季閉鎖ゲートに着く。車は、結構駐まっている。俎倉山登山口の琴沢ゲートまで入るつもりでいたので、少し歩く距離が増えそうである。準備を終えて自転車で出発していく方もいた。6:30歩き始めると、戻ってくる方が一名いた。聞けば、俎倉へ向かったが沢の渡渉が終わり少し行くと、沢に残った雪の斜面が急でやめて帰ってきたとのことだった。そんなんで、通常ルートを行かずに、送電線保守道経由の俎倉・天狗の庭に出る尾根を行くことにする。
6:55俎倉登山口。そのまま車道を進み、橋を渡り送電線保守道に入る。7:10送電線鉄塔。ここからは、薮の中の踏み跡となる。以前来たときより、登るにしたがい薮がこくなるが、踏み跡はしっかりしている。しばらく歩くと、薮の中にシャクナゲが咲いていた。また、木々の合間からは焼峰山や棚橋・馬ノ髪山から俎倉への尾根が見える。8:20標高637m地点。俎倉・天狗の庭が直ぐ前に見えてきた。これから、鞍部・窪地に下がり一気に天狗の庭に登る。
8:35窪地。この窪地には、炭焼の釜跡など有る。注意して歩いていたが、雪で踏み跡を見失う。方向を定めて、薮に入るが思うように前に進めない。少し登ると岩壁と薮の境に出た。その境目を天狗の庭に目掛けて登る。9:30俎倉・天狗の庭に出る。写真やビデオ撮り、360度のパノラマや天然杉とブナなどの混合林の新緑のモザイク模様を楽しみ、俎倉山頂を目指す。
9:45〜55俎倉山々頂。携帯から俎倉に着いたとメールを知り合いに出す。休憩を取り、岩岳目指して歩き始める。少し降ると、天然杉とブナの混合林の中に入る。林の中の踏み跡を歩く。所々に残雪が有るが、思ったよりも残っていない。誰にも、会わないと思いつつ歩いていると、前方から鈴の音。新潟のHさんが蒜場山の帰りに、俎倉山経由で降るため来たそうである。岩岳付近から山伏峰間のシャクナゲが綺麗だったので見に行くようにと勧められる。岩岳が近づくとシャクナゲの見頃の株に出会う。
11:30岩岳。写真とビデオを撮り、休憩は少し降って鞍部のブナ林で取ることにして降り始める。鞍部付近で、登山道が少し崩れかけている所があった。鞍部ブナ林に着くと、6人パーティーが今日は、ここまでと休憩を取っていた。行動食と休憩を取って歩き始めると、出発前にゲート前であった人と出会う。そのあとは、誰とも会わなかった。登山道沿いには、シャクナゲやツツジなどが咲いている。
12:15烏帽子岩。二王子から飯豊への残雪が残る稜線や360度のパノラマとシャクナゲの花を楽しみ、一休みする。天気も良いし時間的に、もう少し進んでも大丈夫と判断し山頂を目指すことにする。更に、登ると昨年に登山道が崩れた箇所に看板がついていた。登山道脇には、カタクリやイワウチワなど春の花達の競演である。そして、高度を増すと登山道にも雪が出始める。山伏峰辺りから蒜場山頂の右側に飯豊・大日が見え始める。シラネアオイやキクザキイチゲなどが咲いている。ツバメオモトは、まだ少し早いようである。
13:25〜40蒜場山々頂。飯豊などの素晴らしい眺望を写真とビデオで撮り、休憩を取る。しかし、時間も遅いので、ゆっくりしていられない。直ぐに、下山を開始する。15:10岩岳。一休みして加治川治水ダムに向けて降る。何カ所か倒木が登山道に掛かっていた。16:05登山口。ダム堰堤上で、携帯(AU)から自宅へ少し遅くなると電話を掛ける。16:10加治川治水ダム。最後の休憩を取り、舗装道路を降る。所々に、雪が残っていた。17:25ゲート。
俎倉山までは赤が今回コース。黄色が通常ルート。青が冬ルート |
 |
車道冬季閉鎖中 |
 |
俎倉山登山口 |
 |
送電線保守管理道を登り始める |
 |
鉄塔から踏み跡に入る |
 |
薮化が進んでいる |
 |
尾根から焼峰 |
 |
尾根から飯豊 |
 |
尾根から飯豊アップ |
 |
尾根から馬ノ髪山方向 |
 |
前方に俎倉山が見えてきた |
 |
シャクナゲの蕾 |
 |
薮の中にシャクナゲの花 |
 |
ツツジの花 |
 |
もうすぐ俎倉山 |
 |
俎倉・天狗の庭に登り付く手前の窪地 |
 |
俎倉・天狗の庭から360度 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
天狗の庭看板と飯豊 |
 |
俎倉・天狗の庭から蒜場山方向 |
 |
俎倉山山頂 |
 |
俎倉山からブナの新緑と残雪 |
 |
俎倉〜岩岳間の杉とブナなどの混合林 |
 |
俎倉〜岩岳間の杉とブナの混合林 |
 |
俎倉〜岩岳間のシャクナゲ |
 |
岩岳 |
 |
岩岳から蒜場方向 |
 |
岩岳から蒜場アップ |
 |
岩岳から降った鞍部ブナ林の新緑 |
 |
岩岳から降った鞍部ブナ林の新緑 |
 |
イワウチワ |
 |