数日前、山形県警本部に110番通報が入った。道に迷ったとのことであるが、県警本部で緯度経度を特定することはできなかった。各県警本部では「GPS機能付き携帯電話から110番通報していただきますと、通信指令室では、発信された方の位置を緯度経度で把握することができます」としているが、実際はドコモ以外の場合は契約内容で作動しないようである。個人情報の関係なのかもしれないが、一般人の場合は110番や119番に通話するのはそれなりの事案が発生している時である。飯豊連峰や朝日連峰に登山される方は、ドコモを使用することを勧める。
ともあれ、今回は状況から五郎清水で水場に行き、そのまま沢を下ったと考えられた。現場からはそのまま斜面をトラバースすると簡単に登山道に出そうに感じるが、地図を見れば分る筈であるが、登山道と沢の間には大きな尾根が入っている。下って来た沢をそのまま登ることを助言された登山者は、自力で這い上がり五郎清水に辿り着いた。
五郎清水は残雪期に行くと、登山道が雪に埋まっており水場道が露出しているので迷いやすい。そこで急遽LFDに標柱の作成を依頼した。22日に出来上がったので、早速これを設置するために登ることとなった。また前回(19日)登った時に、岩場のロープが一部損傷しているのを発見したので、その取り換え作業も行うこととした。
06:10ロッジ管理人のUWSに見送られて湯沢ゲートを出発。06:47楢ノ木曲リ、07:16湯沢峰の肩、07:26湯沢峰を経て、07:30-43鞍部で休憩する。08:07滝見場で石転ビ沢を撮影しようとした時に右足首に痛みが走るが、さほど気にせずそのまま登って、08:37五郎清水に到着した。持参したスコップや木槌などを使って標柱を埋め込む。
帰途、登る時にデポしておいたロープを使い、岩場のロープを取り替え、12:25天狗平ロッジに戻った。
粗彫りを終える |
カッターナイフで仕上げ |
屑を吹き飛ばす |
先日処理したオオスズメバチの巣 |
戻り蜂は見当たらなかった |
楢ノ木曲リまでの急登 |
湯沢峰の肩まで登ると平坦になる |
湯沢峰 |
日陰を求め、鞍部にて休憩 |
枯松峰・大境山・光兎山 |
滝見場にて |
石転ビ沢 |
黒滝から上部 |
三本カンバを仰ぐ |
何本に見えますか? |
五郎清水に到着 |
さて何処に設置しようか |
水場へ降る脇だと、残雪期にも見える筈 |
水場へ降る道 |
標柱の長さは1.1m、約50cmを埋めた |
今後は間違わないでね |
これが本来の登山道です |
水場に下るとアザミが痛い歓迎 |
手前の水場は細くなっていた |
奥は豊富に岩の間から噴き出していた |
五郎清水のデータ |
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岩場の傷ついたロープ |
新しくしました |
これまでと違い、ロープが登降の妨げにならないように工夫 |
全体 |