登山者情報1,611号

【2012年11月28日/コモンドノ長峰〜鳥坂峰/井上邦彦調査】
 久々に晴れマークがついた。「2003山岳渓流地図関川村」を眺めていると、山と高原地図飯豊山の範囲の中にある鳥坂峰(鳥坂山ではない)に登山道が明記されていた。一度歩いてみることした。
 25,000地形図に記されている登山道を歩くべく、工事や交通の邪魔にならない所に車を止めて、08:40旧道を第一発電所に向かった。地形図で検討を付け、発電所施設の青い階段を登ると古い石段があった。しかし雪崩柵で道がなくなる。柵の間を潜り、まっすぐに藪を漕いだら舗装されている大きな道路に出た。地形図とは随分と様子が違うようだ。取りあえず右手の送電線の切り開きを登る。左手に道のようなものを進むが、すぐなくなった。所々踏み跡と赤テープあるが、棘が身体中を傷つける。
 09:02尾根上に出たら道があり、発電所の施設があった。この上から踏み跡が明瞭になる。09:19水準点のあるイタチ峰を通過する。ここまでブナ、ここから尾根が細くなって松が出て来る。09:52ブナの倒木にポイントを落とす、ここから道が薄くなる。09:59池の畔を過ぎる。火炎土器のようなアガリコブナが多い。
 10:08明らかに右側から登って来る道があった。これまでの道よりむしろそっちがしっかりしているようだ。10:19-28休憩10:38やかんのある広場から鞍部に下る。ここがウドノクビレだろう。10:41最低鞍部のすぐ左に沢があり水が充分汲める。鞍部からは急な登りになる。左からの主稜が合わさる直下で、踏み跡が椿の手前を右にトラバースしているが、途中で消えていたので、戻って藪を直登する。山頂が近くなると表面だけが凍り、最中雪のようで歩きにくい。あたりは一面のブナ林である。朝日連峰が白く輝いている。一箇所で杁差岳が見えたが、すぐに見えなくなった。
 ピークに立ち、眼の前にもピークがあるのでもう少し先と思ったが、三角点と雨量観測計の土台がある場所で、地形図とGPSで山頂に間違いないことを確認した。11:26-40鳥坂峰山頂は藪の中で見通しが効かない。
 食事をして下山開始するが、そのまま西に下るデフが数枚付いていた。山頂から道を失った所までは自分の足跡を辿る、そうでないと迷いそうだ。12:11鞍部、12:15広場を通過し、12:37-13:00分岐で休憩。13:08ピーク、13:17小ピーク、13:24-38休憩。13:50イタチ峰を通過し、水槽の手前で棘を嫌い沢へつるように降り、鉄塔路線に出ると、14:05歩道に出た。14:07舗装道に出て、14:11車の行きかう車道。14:17車に到着。
今回のコース
ここから取り付いた
藪を抜けると車道に出た
正面左手の尾根に取り付いた
下を覗く
沢を隔てた所に伐採跡(鉄塔管理)
水槽
傷だらけ
踏み跡にデフ布が続いていた
尾根を進む
風倉山
東の山
一本松?
池があった
樹形の変わったブナ
ここで西から登って来る道と合流した
一本松?
ウドノクビレ手前の広場
ここから降る
ウドノクビレ(鞍部)には沢が流れていた
ユキツバキに雪が積り、ズボンを濡らす
848m峰?
山頂に向かう
胎内市と関川村の境の峰々
ウサギの足跡
朝日連峰が見えた
朝日連峰遠望
鳥坂峰山頂
下山する ブナ林が続く
杁差岳が見えた
杁差岳
ブナ林
登る時、ここで道を失った
尾根のブナ
鞍部を隔てて広場
広場から山頂方面
二王子岳を望む
二王子岳
熊の爪痕がついたブナ
胎内ダム
奇形樹木
ブナの倒木
ブナ林
ユニークなブナ
一本松?
伐採跡に出る
この沢を下って来た
鉄塔沿いに綺麗に伐ってある
降る道があった
車道に出た(右の尾根に歩道がある)
奥胎内に向かう車道に出た

おわり